マルケータが物語のこの作品の中心人物かと言われるとそうではないかもしれないが、1幕の最後祈るマルケータが雪に覆われるように画面が白くなる描写、ラストの修道院の祈りをいとも簡単に中身が伴っていないと跳…
>>続きを読む「さまようこだまの命令で語り手は筆を持つのだ/大昔の物語であっても現代には繫がっている」と語られたあとにバッと出る題字が中世的なフォントとモダンなフォントの組み合わせ(続くOPタイトルも)になってい…
>>続きを読むいやあー凄かったなあ。
正直に始めの時点でごちゃごちゃになってストーリー自体はあまり入ってこなかったのだが、それでも凄みを感じられた。
マルケータの初登場シーンやばい。
他にもちょいちょい純粋なは…
1967年の作品というのがとても信じられない。ワイドで写された雪原や森の木々、オオカミやタカなどの群れ、詩的な映像は溜息が出そう。殊に火の美しさと木々の不気味さは枝が生き物みたいに見える瞬間があった…
>>続きを読む主人公が据え置かれないまま話が進むので、なかなか登場人物と構図が掴みにくい。最終的にメモしながら3回目見直したところでなんとか把握できた。
最初から最後まで、人々はかなり神様を信仰している。ラザル家…
極端な寄りのカメラワークがダイナミズムを生み、バックに流れる荘厳な聖歌が不安感を煽る。
とにかく全編通して臓物に響くような凄味を感じたが、キリスト教の文化圏にいないといまひとつ理解しにくい作品だとも…
省略した語り口をアクションシーンでやられると何が何だかわからんとこがあった。
ただしヒロインの美しさは特筆すべき。写真より動いてる時のほうがいい。特にラストの「ここに真実の声はない!」と切り捨てて…
© 1967 The Czech Film Fund and Národní filmový archiv, Prague