2015.11.03 新宿武蔵野館。モチーフのギルドーザー事件同様、服従と忍耐と諦観を見事に表した佳作。土地を守り続ける男。辺境の地から出たい妻。地位を追われることに怯え続ける市長。懺悔以外は聞こう…
>>続きを読むポストカードにして壁に飾りたいほど綺麗な海辺の映像とは相反して、この映画の中心にあるのはキッタネェ人間模様でした
説明的かつネタバレすぎるこの邦題には自分も首を傾げてしまいます
この映画のタイトル…
タイトルまんまですが、人間ドラマが入り込んでいて集中して観れた。
集中して観ると先読みなんて出きないもので、予想が容易いラストなはずなのに、鑑賞中は出来ず。ただただ主人公達を襲う現実を受け止める事…
浜辺に打ち上げられた、鯨のものとおぼしき巨大な白い骨。崩れたまま打ち捨てられた教会。かつて栄華を誇ったそれらは、無へ帰するまでの緩慢な死という名の惰眠をむさぼっている。ロシア北部のうらびれた郊外で生…
>>続きを読む2015/11/1@ 新宿武蔵野館
前半、権力者と市民の争いで終始するのかと少し退屈に感じていたが、中盤以降はさすがのズビャギンツェフ、家庭の問題を据えて重厚な物語に仕立て上げた。
ベルイマン的な…
薄暗い・・光を拒むような日常
時として強い風に煽られ
深い海から立ち上がる波が際立つ
自らを制する人々の前には
「信じる者は救われる」を大義とする面々
裁く力は聖人に与えられるとは限らない
『裁か…
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