映画館で観てよかった。
強風、嵐、霧がかる木立、雨音、大自然が舞台で音や情景も素晴しく生々しい生を感じた。
ストーリーも静謐で、だからこそ浮き出る狂気もよかった。泥のぬかるみや暖炉の炎、ところどこ…
なんだろう、原作に忠実ではあるんだけど台詞も少ないし、ヒースクリフ目線だからなのか陰鬱すぎて、キャサリンとヒースクリフの愛の物語としては物足りなかった。
ヒースクリフの肌が浅黒いのは原作準拠なので…
語りの構造が原作から大きく変わり、ヒースクリフの視線に主に観客の目は重ね合わせられたアダプテーションになっており、階級と人種を超えた恋愛という主題が前面に出ている。北部イングランドが舞台ということも…
>>続きを読む荒々しい自然のノイズと、そこに置かれた人間の凄絶な人生。歴史物の典型をかなぐり捨てた、容赦ない生を見せられた。
ヨークシャーの荒野に立つ屋敷「嵐が丘」の主人に拾われた孤児ヒースクリフ(幼少期:…
マーゴット・ロビーの『嵐が丘』に納得できず、イギリス制作の『嵐が丘』を観る。こちらはヒースクリフが黒人だった(奴隷として連れて来られる)。こちらも原作を端折っているのは、同じだけど、キリスト教の解釈…
>>続きを読む風にそよぐ草や動物の毛のように、自然の一部として撮られた髪のテクスチャー。シンプルな切り返しが少ないこの映画では、過剰な接写が齎す「触覚」が男女の距離感の変容を示す。後半に入るとその有機的なテクスチ…
>>続きを読む 『バード ここから羽ばたく』で半裸のバリー・コーガンをセグウェイで爆走させたりカエルと踊らせるなどして遊んでいたアンドレア・アーノルドさん監督は、意外にも『嵐が丘』を撮っていた。
そんな作り手…
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