生活の繰り返しの中で自然発生的に行動する。これは物語ではなく事実なのだとそう思わせるような作品。1番初めのカットから衝撃的でベランダから家の中を映していて、カラスが鳴き朝日が昇り部屋の中を照らす。色…
>>続きを読む「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督、長編3作目。
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員特別賞を受賞した2011年作品。
初老の資産家と再婚したエレナ。
エレナには無職の息子がおり、孫…
最近の私的ヒット作『父、帰る』監督作品。品揃えが最悪な近所のゲオ(新作を覗きに行くか、💩でしか使わない)で奇跡的に見つけた。
やっぱり好きだ!アンドレイ・ズビャギンツェフ!(あと10回は言わないと…
このレビューはネタバレを含みます
「父帰る」のアンドレイズビャギンツェフ監督作品。面白かった。端正で静かな画角から伝わってくる、今にも何かが起こりそうな緊張感がたまらない。寝室こそ別であるが、とても仲睦まじい老夫婦に見えるウラジミル…
>>続きを読む「一体 何様のつもりなの
ただ 人より財産が多いってだけでしょ
そんなもの変えられる ”弱き者”が先よ 」
ドストエフスキー
「世間の概念や俗人の肉体に 悪魔が宿っている」
「沈…
静かに淡々と映し出される日常。削ぎ落とされた会話。冷めた空気が緊張感を呼ぶ。
映像が言葉を語るようで、目が離せなくなる。
8分近く、会話もなく、部屋の中と主人公の暮らしぶりが映し出されるだけの冒頭…
大好きな「ラブレス」の監督だから観た。
モラルや情が希薄となった現代の闇を鑑賞者に突きつける。
裕福ながら無機質な夫婦生活を送っていた女が、夫の病気を引き金に善悪を超越した境地へと進んでいく。
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