日本における映画音楽第1号とのこと。弁士、片岡一郎。ピアノ伴奏、上屋安由美。歌、なげのあやか。映画は劇場で観なきゃいけないことがよくわかる素晴らしい映画体験だった。片岡さんの心地の良い活弁に、違和感…
>>続きを読むOPの電車のオーバーラップに続く路面電車のショットは『サンライズ』を意識してのものだろうか。
眠っている道代→病室の壁に映る巨大な影→カメラが寄って母の指輪アップ→道代の指輪アップからカメラが引い…
サイレントだし、しかも現存するのは30分(オリジナルは101分)とのことだけど、溝口シロートな私としては、むしろこれぐらいのダイジェスト版ぐらいから慣らしていくのが良いのかもしれない。これであと大ヒ…
>>続きを読む貧富の差を高低差で視覚的に表現する「天国と地獄」「パラサイト」の始祖とも言うべき手法をこの時代にやってる溝口の先進性に驚くし、金持ち側から見下ろすショットが実に印象的。長回しのスタイルはまだ確立され…
>>続きを読む【紅鯨団】
たまたまYoutubeで見つけたレトロ邦画。
1929年っちゅうことは、単純に100年近く前の作品ってことですよね。
世界に目をやれば、あの「世界恐慌」の頃らしい。
そうか・・・とりあ…
序盤からずっとゴダールににていると感じた。つまり最高。
詩的な文章の挿入だったり、構図などのカメラの感じが似ている。
ゴダールは若者の話になることが多いが、これは日本的に家族も巻き込むストーリーで面…
サイレント。これもフィルムの原版が散逸してしまい、111分あったうちの28分だけが現在見ることが出来る。劇場でも冒頭で東京の街並みと共に主題歌がかかっていたらしい。
今見ると、上流階級の男が崖下に暮…