ストーリーとしては予知のイメージ、震災関連であることからヒア・アフターや、デッド・ゾーンに類する。
また、クローネンバーグで言えば、大学が舞台で撮られていることから「ステレオ均衡の遺失」にも近い。幻…
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>>続きを読む【じぇれのレビュー】
2017/05/04 04:32
111分バージョン鑑賞
予知夢・ドッペルゲンガー・幽霊といったオカルト要素を散りばめた、ホラー風味のサスペンス。
......ではあるのです…
表象不可能性が夢として体験される時にそれを映画を通して体験できる映画の力。想像力の限界を認めつつもそれでもなおそこにある何かを確かめていく。リミットオブコントロールを想起する内容で、クローズアップと…
>>続きを読む3.11と呼ばれる日常や価値観を根本的に転覆させうる災害があった。本作は、その事件に被災した当事者ではなく、遠く離れた被災地以外にいた人々の心情にフォーカスする。
当事者ではない、されどそれは日常に…
こんなに衝撃を受けた映画は久しい。現実と夢あるいはフィクション(「現実」と「フィクション」とはなにか?)が幾重にも織り込まれており、その折り目は実際に手に取ってみないとわからない(いや、厳密にはわか…
>>続きを読むアテネ・フランセ文化センター、篠崎誠特集にて。
『SHARING』
3.11を境に恋人との現実と幻想が混ざり合う、社会心理学者の瑛子。震災を経験していないのに、実感を持って夢を見てしまう人々を熱心…
2022年劇場17本目。
優れたアートフォームとは、観客の世界の見え方を観る前と観た後で一変させてしまう、危険な触媒と言い換えることができる。
本作は十二分にそのような強度を持った一作である。
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©SHINOZAKI Makoto/COMTEG