曽根中生には曽根の世界があり、大和屋竺の世界はまた別の地平にあり、その二人の表現が捻れてぶつかったり融合したりで、全体的にはまとまりなく終わっている。血の因果がめぐる、血みどろの結末。目を引く(語り…
>>続きを読むこのタイトルなのでてっきり「羅生門」のパロディと思ったら全然違った。曽根監督、神代辰巳や田中登と並んでこのジャンルの代表みたいに語られがちだけど、どうも僕とは馬が合わないみたいで今回もどうもダメだ…
>>続きを読む傑作の多いその作品系譜の中ではいささか見劣りするものの、ノリにノっていた70年代・曽根中生の希薄な粘着性(!)と様式美を共に堪能できる無視できない一遍です 曽根中生「昭和おんなみち 裸生門」
…
大正時代から始まる、親子と母娘の愛憎劇。
出世の為に好きな女を差し出した男、その女を抱く権力者の主人、抱かれる女。そして双子を宿す…
時は流れ、激動のドラマが展開する。
ロケ効果はバッチリで良い雰…
元遊女の恋人(梢ひとみ)を候爵(長弘)に捧げた書生(江角英明)が、候爵の種により産み落とされた娘(梢ひとみ・一人二役)と十九年越しの対面を果たす。大正期と昭和初期を舞台に、娼婦性の連鎖を作った男の葛…
>>続きを読む終盤の殺陣や、車のライトなどのアイデアは凄いけれど、いかんせん照明がイマイチ。口内からのショットで始まっており、室内から外へという構図が多いけれど、肝心の娘役の梢ひとみ登場場面ではこの演出に則ってい…
>>続きを読む冒頭、口内からの視点に度肝を抜かれる。
複雑な内容を70分で語るには演出先行感がある作りでは厳しく不明点多し。世代を超えた血筋と愛欲をめぐる物語?
絵沢萠子の嬌声と梢ひとみの陣痛に苦しむ声が共鳴する…