アナーキーの作品情報・感想・評価

アナーキー2008年製作の映画)

製作国:

上映時間:90分

3.6

「アナーキー」に投稿された感想・評価

てっぽ

てっぽの感想・評価

3.5
音楽好きな幼なじみの5人が組んだパンクバンドがイーストウエストでグランプリを取り、下積みもほとんどなくメジャーからアルバムを出し、暴走族や不良の代弁者となってしまった。
そういった事をよそに当人らは英国でクラッシュと出会い、本場のパンクロックに触れ、ダブを駆使した作品を作ったり、次第にその音楽性が幅広くなったり、メッセージが間接的な表現に変わり、ファンとのギャップを生む…。
その辺の過程がメンバーの話であらわになっている…。
個人的に思うのはあまり表に出てなかったコバンが意外と喋ってて核心を突くような発言している。
そういや初期には5人で楽曲は作っていたのに、中後期では茂が詩、伸一が曲って構図になって、マリの居場所がない…。
その末の凶行なのか?

私的な話だが、中1の頃…襖一枚隔てた兄貴の部屋からはアナーキーに永ちゃん、ショーケン、柳ジョージなんかが聞こえてきた。
あの時代の雰囲気が蘇ってしまった。

アナーキーはパンクかどうか?
いろいろなアーティストが答えているけど、アナーキーと言うか仲野茂は日本語のロックを体現している数少ないアーティストだと思う。
80年代の終わりのバンドブームよりもっと前にピストルズ、クラッシュの煽りを受けて日本のパンクバンド・アナーキーが誕生したらしい。ごめんなさい、知りませんでした。

厳密に言えば持ってるオムニバスCDにかろうじて入ってたりして何となく知ってる程度。

暴走族上がりで客もほとんど暴走族。不良バンドらしい。
曲ももろにクラッシュ意識したテンポでカッコイ!!

ドキュメンタリー的には紆余曲折を描いたが、当たり障りのない王道な感じでした(もちろんそれで良いんですけでも)が、インタビューに出てる人らが豪華で驚きました。

ブルーハーツのヒロト、忌野清志郎、怒髪天、イースタンユース、黒夢の清春、中村獅童、そしてパンクバンドのドキュメンタリーにいっつも登場する本当にパンクキッズだったのだろう宮藤官九郎。などなど。。

みんな、現役でやってるアナーキーを絶賛する中、ヒロトが「大変な事じゃないんだ。ロックを続けてる人はロックを追っかけてる訳じゃなくて、ロックに追いかけられて捕まってる状態なんだ」という独特のロック論が興味深い。ヒロト自身もそうなんでしょう。。

曲もカッコよかったし観て良かったです!!
ヒロ

ヒロの感想・評価

3.3
日本のパンクの先駆者、アナーキー。社会への疑問。怒り。反抗。誰だって感じるが、誰もことばにしなかった。彼らは常識と真正面に対峙して、拙くも美しいうたを何かへと突きつけた。尾崎豊より前にこんなのがいたのか...。