あらゆる言葉の強度が強いことに、映画で見ることで改めて気づいた。
植物、痛みがいないこと、死にながら生きること、意識がないこと、完璧であること、健康であることがほぼ同義になっている。
映画で見る…
小説も相当面白かったけど、アニメも負けじと面白かった。
脚本がいいのはもちろん、見せ方も素晴らしい。
特に会議のシーンのアニメは絶品だった。
なかむらたかしは、「AKIRA」の作画監督も務めたベテ…
優しい世界が心を蝕むディストピア作品。
核戦争が起こり人口が激減したこの世界では、人の命を最も尊ぶ生命主義の名の下、生府が人々の健康状態を管理していた。ここでは、あらゆる病気、暴力が否定され、優し…
伊藤計劃の原作を読んだのが10年以上前。暫くしてアニメ化される話は聞いていたが、アニメ化できるのか懐疑的で見る気になれず早10年。原作もうろ覚えになって来たころにアマプラで見つけて視聴。
10年前に…
原作未読。
だけど、エンディングの原作紹介で"ハヤカワ文庫"の本と知り、この映画の内容に納得。
哲学ではなく、数学のような映画だったと感じる。
見てて感じたことは、ミァハは意志の欠如というハーモ…
美しく鮮やかな世界観は一見ユートピアに見えるが、その裏に隠されている窒息感がより強く際立っているように思う。管理社会を鋭く描き、それに反抗するミァハと、成長する中でそうではなくなってしまったトァンの…
>>続きを読むだいぶ前に観たのでおぼろげな記憶だけど
絵もお話も強烈だったので、あっという間に引き込まれ、陰鬱でちょっと怖い魅力にハマって最後までスルッと観てしまった。
テーマに興味があったので原作も読み、そち…
調和と意識(自我)について。
管理社会の裏側を鋭く描いている。
表面的な平和と健康維持のために、自我や自由意志が抑圧されていく様は、一見理想的に見える世界の不気味さを浮き彫りにしていた。
「善と…
このレビューはネタバレを含みます
病気も痛みも全てを無しに、優しさだけ。一見幸せ?そうにみえるが、痛みや苦しみがあっての幸せの大切さを求める少女と、何も感情が無いハーモニーの世界から、いきなり誘拐され、ロシア兵に銃口加えさせられヤラ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
HARMONY