主人公のすずが初めて呉に渡る際の駅の数々は毎週自分が授業をしに、呉に行く行き方と全く同じでした。もうそれだけで、目の前に数十年前と今とが交差したような感覚になって涙が出た。
2年前に戦争を体験した…
戦争の悲惨さは伝わるがどちらかというと戦争って怖いよねダメだよね残酷だよねっていうような押し付け感がなくそこがこの作品の良いところではないか、また、ストーリーやメッセージ性などが素晴らしいだけでなく…
>>続きを読む優しさと残酷さと哀しさが丁寧に描かれた傑作。
何気ない生活を送っている普通の人々が主役である。
柔らかいタッチながら凄惨な描写もしっかり描く真摯さは尊敬する。
クラウドファンディングで多くの人が支援…
ミュージカル上演されるにあたり、当時も観ていましたが、再度予習・復習を兼ねて。
当時の人々の日常生活を丁寧に描いていて、戦争の残虐な場面があまりないことが、逆に、すずさん始め人々の心に重くのしかか…
このレビューはネタバレを含みます
戦争のためにいろんなものが犠牲にされて、それでも今あるものに感謝して「よかった」と自分や周りに言い聞かせ、怒りや戸惑いを心の奥底に閉じ込めてきた人々。
戦争があっけなく終わって、日本は負けて、これま…
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会