見ていた時は眠くなるような気持ちだったのに、終わってから心に重い何かがあるように考えさせられた。今、ラテンアメリカでヨーロッパの言葉が話されているのは一体どういった背景があるか、知った時考えさせられ…
>>続きを読む人間の美しさも野蛮さも水は見ている。
地球は記憶している。
自然は何も裁かずにそこにある。
多くの人が知るべきチリの歴史と、インディオの智慧と、それを踏みにじった人々。全て皆同じ人類の話。
精神を破…
オープニングの感じだと自然を礼賛した
美しい映像を羅列してく感じなのかしら、
それだと眠くなっちゃいそうだなと危惧してたけど、
ぜんぜんそんな作品じゃなかった。
チリは海との深い繋がりがあり、
先…
美しく壮大でゆっくりした映像に乗せて静かに酷な話が語られる。よく知らなかったチリの歴史。なにをもってして野蛮なのか、"先進的"な人間は今むしろいったい何をしているのか、最近そういうことをよく疑問に思う
>>続きを読む穏やかなナレーションと映像の裏にチリの過去と現在への鋭い批判と愛情が含まれている名作。真珠のボタンはチリの過去と現在の悪事の象徴!
過去の悪事は、インディオの搾取とその社会の破壊。その象徴が新大陸に…
パタゴニアの絶景に心奪われた。
一方、政府によってインディオは信仰、言語、カヌーを剥奪され、
病原菌が付着した服を着せられ、50年以内にほとんどが病気で亡くなった。
祖国と自由を奪われたパタゴニ…
このレビューはネタバレを含みます
危険と向き合いながら海が与える恵みを食べた。私は子どもの頃から祖国の全体図を一度も見たことがなかった。つまりこの国は目の前に広がる大きな海を有効に活用しなかった。それぞれの水滴は独立した世界であり1…
>>続きを読む(c) Atacama Productions, Valdivia Film, Mediapro, France 3 Cinema - 2015