だいぶ心にきた映画。
当時の再現をキャストやセットを用意して最新鋭のカメラを使い撮影するでも無く、その歴史が刻まれてる土地の土を使い人形を作り、亡くなった人達のポートレートとジオラマを作り再演する…
【誰しもの箱庭】
これは(当時)昨年のフィルメックスでみたのですが、寝不足うつら鑑賞という勿体ないことをしてしまったため再挑戦してきました。そして稀有で、貴重な映画体験となりました。
70年代の…
素朴な土人形が語る「真実」。
素朴であるが故に、想像力が掻き立てられ、土人形の素朴な表情に込められた痛み、憤り、悲しみが、生々しく伝わってくる。
「新国家が望むのは、機械人間」
「考えることは許さ…
このレビューはネタバレを含みます
監督自ら手作りした土人形がやけに生々しい、ポル・ポト政権下のカンボジアで起きていたことを淡々と記録映像を交えて監督が語る体験記。
予告編はこちら👇
https://youtu.be/h78Qkto…
自分が生まれた時、実際にカンボジアで起きていたこと。
本気で貧富の差を無くすための強硬手段。これは、本当に大失敗。
金の力が無くなると、いとも簡単に暴力が権力に直結するという、人間の生物としての因果…
惨殺された人々が眠る水田の土で作られた人形
それを使いクメール・ルージュは語られる
当時の為政者が残したフイルムしか残っていない今
そうする事で
己の思いを
奪われた人の無念を
伝えるために
こ…
記録を振り返りつつ、記憶で補完していく方式で凄惨な思い出を語り続けるドキュメンタリー。
記憶部分は土の人形で補われる。
多様であった人々の生活が急激に変化し、所有物は黒い服とスプーンだけの生活に戻る…
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