ouiが印象的な主人公のアンナ
アンナは聞き役に回ることがほとんどで、みんな幸せについて話している印象だった。
アンナが聞き上手なので、みんな本当によく喋る。でも、アンナにはどこか上の空。
奥さんに…
この時代にも、すでに無神経に女の幸せは結婚して子供を産むことであると言われることに対する鬱屈を描いている映画があったのかという、絶望と希望を抱きました。
主人公の若くして成功した女性監督をアケルマ…
ロードムービーの趣で何処までも付いて回る孤独。主人公や家族の話など「家からの手紙」や「ノー・ホーム・ムーヴィー」で見たようなエピソードが有り自伝的要素が強いのでしょう。シンメトリーと横移動が印象的で…
>>続きを読むアケルマンの映画がどんどん洗練されていく様子が面白いです ジャンヌ・Dよりこちらの方がフェミニズム映画的だったので、おそらくソフィアとガーウィグがより影響を受けたのはこちらではないかなと・・ アケル…
>>続きを読むアケルマン3本目。
映像はとても良かった。
真横からのカットは多過ぎて鬱陶しく感じた瞬間もあった。むしろ冒頭や、列車の扉や、終盤の男性の運転する車のような、後ろから正面へ真っ直ぐ奥行きを映しているよ…
夜ももう遅いのだろう。主人公のアンナを乗せた列車は人の乗り降りがほとんど無くなった駅のホームに入って行き、やがてまた走り出す。それが何度か繰り返される。アンナが車窓から見ているであろうその風景は限り…
>>続きを読むシャンタル・アケルマン監督作品。
シンメトリーな構図が印象的な世界を移動するアンナ。
彼女がなぜ移動するのかと言えば、その場に留まれないからであり、孤独を抱えた人物なのである。
彼女は…
シネマメンバーズにて、シャンタル・アケルマン監督の5作品を順番に鑑賞。
「女は子供を産まず、親を失えば何も残らないわ」って😣!・・このような旧態然とした女性観に対して静かに抗うアンナの姿は、202…
傑作。奥行きを使った縦の構図、本作が最多か?
電車や車の走行音、ラジオ、風、会話…鼓膜を直接撫でるかのようなザラザラとした質感の音がほとんど常に流れている。それが留守電を用いたラストの演出に結び付い…