《失わないと気付かない人間の性(さが)》
今年の邦画は凄いと口々に言われていて僕もそう思うけど、そんなの序の口だと言わんばかりに今月の上映作品にはかなり期待している。具体的には『淵に立つ』『永い言…
すごくすごく現実的で
人間臭くて
でも暗いだけじゃなくて
笑えるところもあって
人間ってほんと脆くて弱くて汚くて
どうやったって自分の幸せの尺度で話して
言い訳ばっかで自分を正当化して
どうしよ…
是枝監督に似てる!
と言って良いのか悪いのか。
それでも細かい動きの音を拾ったり、自然体の芝居、前に進んでるようで進んでいないストーリーは是枝監督の色そのもの。あと監督助手という立ち位置を設けてる…
このレビューはネタバレを含みます
竹原ピストルに亡くなった妻のことを忘れなきゃダメだと話しているところに山田真歩が現れてずっと無くなった妻のことを考えていくって言葉に感動しましたと話されるところの居心地悪そうな本木雅弘の様子がいいな…
>>続きを読む失ってから気づく。生きてればいたるところで聞くこの言葉って、本当にその通りだよね。ってなる映画。
母親を亡くした時のことを思い出した。大切に思ってくれる人のことを手放しちゃいけない。離れる時は一瞬…
邦画当たり年の2016年にまたしても素晴らしい邦画。
本木雅弘は最近昭和天皇とか秋山真之とか人間味のない高潔な人間を怪演してたけど今作では器の小さいしょうもない人間を演じる。
『キネマ旬報』のイ…
(C)2016「永い言い訳」製作委員会