国民栄誉賞受賞のプロ野球選手と同音の名前を嫌って「津村啓」の名で成功した作家の衣笠幸夫。下積み時代から自分を支えるも疎まく思っていた妻を不倫中に交通事故で亡くし悲しみを感じずにいる彼が、同じ事故で妻…
>>続きを読む最初のシーンが全てだった。
幸夫の台詞が全て他者にかけているようで、全て自分にブーメランとして刺さっているように思えた。
投げやりになるわけでもなく、自己完結の気持ちの悪い美化にするわけでもなく、…
【長いじゃなくて永い】
失意の男二人がもがく。一方は著名人だが自分勝手で同情の余地のないハンサム。もう一方は直情的で無骨。
引っかかりというか仕掛けのあるシーンが断続し、物語を補うことにより、台…
登場人物それぞれに感情移入できてしまうので少し複雑ながら、心に染みる作品だった。
主人公の妻に対する贖罪というか、ずっと言い訳をしているような感じがした。だからこの映画のタイトルはとても的確だ。
も…
(C)2016「永い言い訳」製作委員会