[ネパール、視界の外側にある戦争] 80点
傑作。ミン・バハドゥル・バム長編一作目。ベルリン映画祭予習企画。2001年、ネパール北部の小さな村。この年は、1996年から続く内戦が短い停戦に至った年…
【トリからテロへ】
第16回東京フィルメックスにて。
ネパールの映画は初めて。かつてはインド映画の影響が強く、一時はマサラムービーばかりだったものが変わってきたようですね。
本作は、ネパール内…
外国人である私たちから見たネパールの印象が、エベレストを頂くヒマラヤ山脈なら、ネパール人が自国について抱く印象とは、もしかしたらかけ離れているのかもしれない。
政府とネパール共産党統一毛沢東主義派(…
ネパールの文化、歴史、政治体制などについて、とても勉強になる映画だった。この監督はロングショットの撮り方など才能はあると思うが、映画の運動性には乏しく、生真面目な画面設計が目立ち、これからもっと頑張…
>>続きを読むブログを更新しました。 『【東京フィルメックス】「黒い雌鶏」カースト制度が今も色濃く残るネパールの少年達の気持ちは?』
⇒ http://ameblo.jp/yukigame/entry-12100…
東京フィルメックスにて鑑賞。ネパールの歴史がよくわかってなかったが、マオイストを調べてようやく理解してきた。カーストや男女差別やマオイストなど、複雑な問題が多いだけに、ちょっと少年の気持ちが分かりづ…
>>続きを読むタイトルに『黒い』とつくだけで何となく想像がつく通り明るいお話ではない。
マオイスト(毛沢東主義者)の武力侵攻が平和だったはずの田舎にも押し寄せ、姉が消え、姉がプレゼントしてくれた『真っ白な雌鶏』も…
このレビューはネタバレを含みます
ネパール内戦下、小さな村に住む上位カーストの家庭の子どもと、不可触民の家庭の子ども。親からの注意を受けつつも、カーストの違いを超えて仲良く遊ぶ2人だったが、内戦の影響が徐々に村に及ぶにつれ、子どもた…
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