1943年 アメリカ🇺🇸
【鑑賞記録】
ナチスの高官ラインハルト・ハイドリヒの暗殺と、それに対する報復として行われたリディツェ村の虐殺を描いた史実を基にしたフィクションドラマ
サーク監督がナチス…
ラストのカットバックの応酬は凄まじい痛みを伴い、"The End"があまりに残酷なものである。
作りはプロパガンダ映画そのものであるが、市民の視点に立ち、ナチスに対する徹底した憎悪の感情が根底に伺え…
ダグラス・サーク、こういうのも作れるんだ!
ただストーリーはいつもと違ったとしても、このテンポ感、詰め込み具合、なんでも話がうまく流れていく感覚(明るい方でも暗い方でも)は健在。
ラストはメッセ…
これはこれで…との思いは勿論あるがサークの作風と合っていない、もとい私が観たいサークの映画では無いとの思いが強く出てしまったが為に、終始「サーク君に…もうこんな映画…撮らせなくていいようにする…」と…
>>続きを読む2度目
2020.8.5 シネマヴェーラ
ハイドリヒ暗殺作戦から死後まで。暗殺があっさりと遂行された印象。最後のど直球なメッセージはたじろぎ圧倒されるしかない。ホヤホヤ死体のある…
事実を元にしたコテコテとも言える反ナチプロパガンダ映画で、プロパガンダ映画は必ずしも嫌いなのではないんだけど、ハイドリツヒを巡る各エピソードが、たとえば「怒りのキューバ」とか「炎628」のような単な…
>>続きを読むサークでは然程評判の良くない一品だが、充分興味深い。ジョン・キャラダインの細長い顔と手足による狂気的な不気味さ(日本なら成田三樹夫だな)をラインハルト・ハイドリヒに投影させたことが映画の格を上げてい…
>>続きを読むスパイを密告するサスペンスなど介在する余地がない歴史の1ページ。ジョン・キャラダインのハイドリヒがこの世に呪詛を残して死んでいく。ヒムラーに囁くナチスへの悪態はハイライト!収容所の惨劇は現実となって…
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