君に生きるのを手伝ってほしい。
原作は大今良時先生の漫画、制作は京都アニメーション、監督は山田尚子さんとなります。パッケージだけを見ると、青春映画っぽい感じはしますが、中身を陰鬱であり、重いものが…
若い世代には、主人公の学校での立ち回り方とか、そこからの展開のどこかしらに共感がある気がする。
いじめもそうだけど、もっと根本的な人と人とのコミュニケーション、接し方、言葉の意味みたいなところにも…
聴覚障害者、いじめが本質的なテーマではありません。
「人と人が互いに気持ちを伝える事の難しさ」
を描いた映画。
つまり、誰でも経験し得る”課題”を描いているのです。
だから観たら、少なからず共感…
ラストのシーンの重低音のためだけでも映画にした意味がある。画面から愛を感じた。
(もちろん他のシーン どれもお見事)
暗闇の中で光を求める物語
声にならない聲を形にする物語
だからこその映画化では…
最初はポスターのビジュアルから恋愛がメインの作品なのかと思っていましたが、実際にはいじめという重いテーマを扱っていて、もしこれがアニメーション映画でなかったら最後まで観るのは辛かったかもしれないです…
>>続きを読む(c)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会