パターソンの作品情報・感想・評価 - 321ページ目

パターソン2016年製作の映画)

Paterson

上映日:2017年08月26日

製作国:

上映時間:118分

ジャンル:

3.9

あらすじ

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない毎日。パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけな…

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない毎日。パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけない出会いと共に描く、ユーモアと優しさに溢れた7日間の物語。

「パターソン」に投稿された感想・評価

ars

arsの感想・評価

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アダムドライバー、こういう役やってるのがいちばんよさがでると感じる
ころり

ころりの感想・評価

3.5

ゆるい毎日の中からうまれるパターソンの詩はいつも同じような1日を過ごしていても小さな違いがあっていいなと思った

今ある幸せを大切にしないといけないなと実感した

パターソンの詠む詩は、叙事詩的で、韻を踏むことや、感情の機微を謳うというよりも、美しいと思う事柄を見つけることに価値があるとしているようだ。だからこそ、コインランドリーで調子こいてソロでラップの練習する黒人の、韻を踏んでいないラップを良しとし、母親と姉を待つ路傍の女の子の詩を良しとしたのだろう。無論、路傍の女の子は、パターソンの価値観と同じだったわけではない。まだ形式の定まらないゆえに、詩とはこうあるべき、と思う、例えば韻を踏むような美辞麗句を取り入れたかったりするわけだが、パターソンはそうした価値観をありのままに賞賛している。いわばtabula rasa的な美をそこに見出している。

こうした詩のありかたのパターソン的価値観は、そのまま映画に適用されているように思える。そして、路傍の女の子に感じた美を、白紙のノートのプレゼントが受け継いでいる。
じょい

じょいの感想・評価

4.0
詩的な映画が大好きなのですが、これは詩そのものであって、、、そして言葉の映画であるのだけれど、言葉は多くなくて良いってことでした。ああなんと美しい。

少女の詩と、彼女が好きな詩がとっても素晴らしい。マッチの詩も不器用で、彼のことがよく分かる。

そして、エキセントリックな女性を愛せる男性が増えることを願っています。2人のバランスは完璧でした。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
ヒューマントラストシネマ有楽町にて。今まで自分に合った試しがなかったジム・ジャームッシュの新作を意を決して観に行ったら、意外にも心に刺さり初安打達成(笑)。特別なことがほとんど起こらずほぼ同じ形で繰り返される日々のサイクルを切り出し、それに主人公が得意とする詩を絡めることによってありきたりの時間をことさらに美しく描いている(特に毎朝の夫婦の目覚めの美しさは憧れるばかりw)。見方ひとつ、そして言葉の綴り方ひとつで日常はガラッと姿を変え、幸せだと気付きにくい事こそが幸せであるという事を改めて教えられた感がある。主役の2人の静かな演技も良いが、何といってもわんこがいい味を出していたのが個人的にはヒット。これ観てしまうとどうしても飼いたくなるなあ...
「スモーク」で感じた雰囲気があった。平穏、ときどき事件、みたいな。

「翻訳された詩を読むのは、レインコートを着てシャワーを浴びるようなものだ。」名言。
kotx

kotxの感想・評価

4.1
何の変哲のない1週間を淡々と描くだけの作品。ジムジャームッシュの最新作であり集大成とも言える今作ですが、キーワードは「詩」。冒頭、双子というセリフを皮切りにパターソンの前に現れる様々な双子による韻や様々なバスの乗客による韻。ともすれば作品全体の配役から構成までがまさに詩を意識したセンス溢れる作品だと思います笑
毎日少しずつ違う演出やカメラワークも凝ってるな〜と観てて思いました…
またストーリーですが一見、フランス映画のような感性で捉えろ!と言わんばかりの映画に思えるのですが、テーマもはっきりしていて、セリフからも監督の意図することが伝わります。無機質な世界と人間の心情の関係性。当事者からは重大だと思えることや奇跡的だと感じる出会いもまた第三者からみたら何てことなかったり。それでも人は詩人の描く世界のように日常の中で浮いて沈んでを繰り返す。
特に最後の詩がとても印象的でした。

映画が観終わった後に日常の見方が少し変わる面白い映画なので是非オススメします。
淡々とした日常。
若い夫婦の部屋のしつらえ、モノトーンのインテリア、ファブリック。
愛らしかった。
ジャームッシュは達者だなぁ。
日常のユーモアとかよりも、明確に迫ってくる居心地の悪さとか突然の喪失感、これにラストの永瀬正敏の「白紙から始まることもありますよ」という一言が完全に効いた。
いが

いがの感想・評価

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愛し愛される人とかけがえのない生活と没頭している趣味さえあればそれが間違いなく最高の人生

普通の人生の中にはたくさんのアクシデントがあり、後からみたら取るに足らないのかもしれないこともその瞬間は全然そうは思えなかったりする。そういう瞬間と人生のことを描いた映画なのではないかと思う

淡々とした日常をえがくストーリーだからこそこの映画の濃密さを食らってしまった気分になる

永瀬正敏がすごくいいです!
アダムドライバーもとてもいいです!
奥さん役も凄まじくいいです!
わんこがそれはもういい仕事してます!

いつまでも印象にのこる映画だな〜〜