黒澤明、そして本多猪四郎の遺作。黒澤明特有の大衆性やダイナミックさはそんなにないけどジワジワと伝わってくるものがある。自分が歳を取ったらこういう歳の取り方をしたいと思った。こんなに慕われる先生はイマ…
>>続きを読む巨匠黒澤明監督の遺作がまさかの日常系となったのも何かの運命なのか。戦争が背景にあるもののダイナミックな描写もなく社会に何かを訴えるものもない。群像劇ではあるが悪役はおらず陰謀も駆け引きすらない。ただ…
>>続きを読む文筆活動に専念するために大学を辞めた百間先生の家を舞台に、自由な人生を謳歌する先生とその門下生との交流を描く。
空襲による家の焼失、摩阿陀会の発足、不動産騒動や愛猫の失踪騒動などの出来事はどれも地…
内田百閒の随筆をもとに、百閒の日常、弟子との交流を描いた、黒澤が脚本・監督した遺作。内田百閒といえば清順の「ツィゴイネルワイゼン」を思いださせるが、本作には、百閒の作品には触れていない。かなりお花畑…
>>続きを読む実在した随筆家の内田百閒の戦前から戦後にかけての百閒の日常と、彼の教師時代の教え子との交流と彼の生涯を描いている映画で、黒澤明の監替生活50周年作品であり遺作となった作品。
所ジョージが出てるので…
戦争前後を強く、たくましく、明るく生きた人たちの話。
小さいころ戦争の辛さばかり学んで『この世界の片隅に』をはじめてみたときは衝撃を受けたけど、やはりどの時代にも強く明るい人たちはいるんだなと。そ…