お父さんパートが似たようなことの繰り返しでつまらなかったが、二人の少女パートは、なんだかんだ純粋な少女たちと、結局は冷たいオトナたちとの差がしっかり伝わってきた。
いつも通りラストシーンは超いい。
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ギドクの中でも見やすい作品であると思います。
他のはあらすじ読むだけで無理そう。
この作品も心を痛めるにはかわりないけど、痛みの度合い?みたいのが軽めだよね。
友達のために動く主人公だけど、それを駆…
このレビューはネタバレを含みます
絵を描いたり、ものを作ったりしている人に絶対にオススメなのがキム・ギドクの映画。画面が唯々美しい。
ヨジンと父親の旅がはじまるところから一気に色彩が溢れる。作りながらどんどん変えていってる。
砂漠…
キム・ギドク監督作品「サマリア 」。テーマは"援助交際"ですが、言い切ってしまえない映画でした。丁寧に丁寧に、その裏にある想いを織り成した映像。
大筋は、高校に通うヨジンとチェヨンはお互いを抱きし…
ふたりの少女の友情と成長のお話かなと思って見ていたら、父の不器用な愛のお話だった。
愛情表現の仕方が本当に下手くそで、またその描き方が素晴らしかった。ラストシーンの言葉に言い表せない、なんとも言えな…
「男って裸になればみんな同じ。大人も結局大きな赤ん坊みたい」。キワモノ映画を想像してたが、少女の無邪気さが産んだ悲劇と喪失と、ほんのちょっとの魂の救いと救済を描いた寓話だった。この一本でキム・ギドク…
>>続きを読む高校のとき、映画好きの友達に貸してもらって観た映画。
それまで映画なんてただの娯楽というイメージしかなかったが、芸術、表現のひとつだと思い知らされた作品。
さすが、キム・ギドク
主人公の女の子…
善きサマリア人の法。
「窮地の人を救うためとられた善意から出た無償の行動は、たとえ失敗してもその結果に責任は問われない。」もし行為が援助交際という形をとったらどうなるのか。もしそれが誠実に行われたの…
キム・ギドクは決してストーリーの人ではない。題材としては陳腐かもしれないし、所々現れるキリスト教的モチーフも物語を徒に難解にしてしまっている感がある。けれども、美しい映像の波を乗り越えてたどり着いた…
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