未練ある情愛、同一性と反復、すれ違いによる不倫の卑しくも求めざるを得ない温かみの体現。埋めてくれるなにか。江原道の男女のように消失する1匹の金魚。砂利を歩く靴音、酒席の口論、警察官の飛び降り未遂。い…
>>続きを読む今のホンサンスも好きだけど
この初期の頃の台湾映画ぽさと言うか
奥行きのあるカットに社会の一部と言う
感覚があって、今はどちかと言うと
この人たちだけの世界と言うか
閉塞感と言うか
登場人物以外あま…
元恋人の擦れ違う様が、同じ時・同じ場所と説明文に書いてあったが、カメラのアングル等が違う場所や角度で撮られてて、同じ場所だろうけど、気を抜くと思い出しにくい場面もある。視聴者に対し気付けるかな?、…
>>続きを読むこの頃はまだショットを撮ろうという気概を感じられる。分かりやすいストーリーの上下はないけど淡々と展開が積み上げられてく山下敦弘みたいな映画で、最初のギヨーム・ブラック『リンダとイリナ』的な女3人旅が…
>>続きを読むYouTubeの韓国フィルムアーカイブチャンネルにて
ホンサンスだと知らず鑑賞したけど、酒を飲みながら見てらんないような喧嘩したり、だらだら話をする感じがめっちゃホンサンス味あるなと思ってたらそうだ…
ジスクの怒りの沸点の低さが怖い。知らない土地の夏、小さな川や寂れた港町、突然始まる情事…蒸し暑さとたまに吹く風の涼しさが見てるだけで伝わる映像の美しさに惹き込まれる。なんてことのない場所を映画的に撮…
>>続きを読む 前作、『豚が井戸に落ちた日』は要素を整理をしようとすればするほどに、この作品の晦渋さは増して孕むばかりだった。
ホン・サンス監督の第二作である「カンウォンドのチカラ(旧題:カンウォンドの恋)」は…
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