波のした、土のうえに投稿された感想・評価 - 2ページ目

『波のした、土のうえ』に投稿された感想・評価

5.0

パリ・シネマテークフランセーズの配信プラットフォーム「HENRI」にて。2月15日まで無料配信されている。
とても緻密に構成された作品。3つのパートの最初の2つは陸前高田の住民を記録した映像とともに…

>>続きを読む
槙
4.5

・曖昧だった記憶が、全てなくなることでひとつひとつ鮮やかに蘇る。
・祭りやるか問題、「春を告げる町」でも印象的であったが、そういう地域の行事を楽しんやりたい人とやりたくない人が共存できていたことは集…

>>続きを読む
はぐれた言葉を編む。

土に還元されたまっさらな土地は、すべての始原を想起させる。
しかし、私たちは映画を発明した。

耳を傾け、確かに居たその人の記憶を見よう。

嵩上げ工事の隣で花を植える人々。あと数ヶ月でその場所にも土が盛られてしまうのにもかかわらず、種を蒔き新芽を守ろうとする理由。たとえそれが意味のないことだとしても、残された者が続いていく日々を生きるた…

>>続きを読む
a
-

2回目 2021.04.07 出町座
膨大な感情が生い茂る心の中の、さらにその奥深くに触れた感覚が確かにあった。動き続け蠢き続けたこの場所で、止まることのない時間と止まったままの時間の両方を抱きしめ…

>>続きを読む

三部構成からなる陸前高田のドキュメンタリー。

第一部 表札を立てる人
第二部 七夕をする人
第三部 花畑を作る人

声は、ある種のエッセー。
付かず離れず、人との距離感を心得ている監督だなと感じる…

>>続きを読む
運転
-
波に流されずに残った何かの上にまちを造っている
何が残ったのかは波に流された人々が知っている
ay
-
シネマテーク・フランセーズ「Henri」Japan Fringe特集の無料配信にて、その6
T0T
4.0

ミクロな個人の歴史および生活とマクロな社会の動きが一つの土地の上で動き出す。全てが灰色になって、そこから新たに社会を作ろうとするマクロで、ある意味冷酷な動きが存在する。しかしその動きはすぐ始まるわけ…

>>続きを読む

書類に判を押すってこういうこと。

2014年当時の陸前高田を描いた作品。自分の旧家跡地に札を立てる女性。実家跡地にブルーシート敷いて、両親の衣服を広げで線香をあげる。洗剤と潮のかおりと両親の匂いが…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事