ケン・ローチ2度目のカンヌ・パルムドール
ケンローチらしい映画。
サッチャリズム以降福祉切り捨てされたとは言え、日本よりは圧倒的に福祉が充実しているイギリスでこんなんなのか…と痛感させられる。
生…
派手さもない、ほっこりでもない、でも心に刺さる映画です。
ラストはケン・ローチ監督のメッセージが強く込められていました。
ダニエルも印象的でしたが、有望新人賞に輝いたケイティ役のヘイリー・スクワ…
現代社会の闇。
生きるためにもがき、苦しむ。
テーマが橋口監督の「恋人たち」に似てると思った。
国は違えど、普遍的テーマ。
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心がキリキリしたけど、現実から目をそらしてはいけない。それを考え、知れ…
制度は時に人を支配し苦しむものだと感じた。
病気で役所の人間は、冷たいという実感があったがしかし、それも制度によるものだと思った。また、対照的に制度に支配されずにいる隣人や周りの人間は優しく対照的に…
役所の人達の機械的な冷たい対応に心が痛くなったけどこれが現実か。
日本でも同じように社会の制度に苦しんでる人もいるんだろうな。
役所のシーンとは対照的で映画のあちこちに、今の目の前にいる人を助けて…
・フードバンクでのシーン。ケイティがトマト缶をもらうや否やその場で食べ始める。「我慢できないくらいお腹が減ってて」
・生理用品はない?
・スプレーで役所の壁に書く。「俺はダニエルブレイク。飢える前に…
ほっこり系かなと思って見たら、社会的弱者とされる人々の厳しい現実を描いた作品だった。
国の制度が万全でないこと、それによって与えられるべき権利が与えられず貧窮する人がいることを訴える監督の強いメッセ…
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016