[ルーマニア、腐敗の連鎖を可視化する] 80点
傑作。2016年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。同じ年のコンペにはクリスティ・プイウの新作『シエラネバダ』も並んでいたというルーマニア・ニューウェー…
ルーマニア映画には社会批判映画が多い。
本作も例に漏れず、
社会を正面から批判している。
父親のロメオは、
娘エリザのことを思って
汚職や賄賂に手を染めるが
娘はまったく望んでいない。
このお父…
何事も助け合いだからな_。
イギリスの大学への留学を控えた娘エリザ。試験を目前に迫った朝、不幸にも暴行を受けてしまう。外傷こそ大したことないが、心に負った傷は浅くない。当然試験に影響が出る。医師で…
ムンジウは主人公を常に画面の左側に置くことによって、ある正しさ(right)とは逆側にいることを示したかったというが、所詮はその程度の思想である。
あるショットに対する責任を放棄したことによって、…
他責他責他責他責他責イィ!
自己正当化と保身、逃げの態度が身に染み付いてしまった、それでいて自分中心ですべてを把握・コントロールしないと気が済まない主人公の、「良かれと思って」と「〇〇のために」が加…
© Mobra Films - Why Not Productions - Les Films du Fleuve – France 3 Cinéma 2016