ルーマニアの治安の悪さ、そして共産圏時代の名残が未だに抜けきれない状況が描かれていた。我々、外の人間よりルーマニア人達が観て感じ取らなけらばならない作品なのではないだろうか。本国では上映すら厳しいよ…
>>続きを読む「娘を過保護する父親」の物語だけだと思い込むと見誤る作品じゃないだろうか
というより、親バカの話だと思って見た人は、謎の演出が多くて意味不明だと感じるのでは?
自分も最初はそう見始めて困惑したけ…
以前公開されてたルーマニア映画『私の、息子』の逆バージョンのような作品。あれは母・息子でこっちは父・娘
。しかし、『私の、息子』と違いこっちの娘エリザはしっかりしていて、父親ロメオの空回りが目立って…
ルーマニアの社会情勢を垣間見ることができる映画だった。娘の人生を思うがあまりの過剰とも思えるような庇護欲からくる行動や理想の押し付けは、こういう国だからこそ起こりやすい事なのかな、と思いました。治安…
>>続きを読むセックスにまつわる罪がセックスにまつわる罰の呼び水となり、その傷跡がさらなる罪を連鎖させていく。これらの罪は、結局のところ娘を所有物と見なしそれ以外の人間に対しては事情を斟酌しようとしない父の傲慢さ…
>>続きを読む【バレるかバレないかサスペンスの傑作】
昨年、カンヌ国際映画祭で、何故か評価の高かったルーマニア映画「シエラネバダ」が無冠に終わり、同じくルーマニア映画、ムンジウの「エリザのために」が監督賞を獲った…
© Mobra Films - Why Not Productions - Les Films du Fleuve – France 3 Cinéma 2016