このレビューはネタバレを含みます
シンプルなストーリー設定。だからこそ鮮やかに見える踊りと心の葛藤。それらの感情揺さぶる演出が随所に光り輝いており、どのシーンも息を飲む臨場感が生まれている。
後半のナタリーの表情がみるみるエゴ丸出し…
美しさと狂気の融合。
白鳥と黒鳥のそれ。
結構グロシーンあり。ささくれをベリベリ剥がす幻覚が一番キツかった。
ああいう地味だけど確実に痛いやつあかんのよ。見てられない。
肩甲骨周りの筋肉は鍛え…
これは良いスリル。疑心暗鬼とはこのこと。この暗さが良いんじゃあないか。
舞台がバレエなので美しくもある。グロとかお化けとか一切ないのに緊迫した状況というか、人の「苦手」な部分を克服させようとすること…
終盤の舞台シーンは鳥肌が止まらなかった。
現実と狂気の幻覚が入り混じって最高の盛り上がりだった。
自分はバレエやその白鳥の湖の演目の事何も知らない素人なんだけど、白鳥と黒鳥はそれぞれ役に合った2人…
つらい。痛い。
どこまでが幻覚でどこまでが本物?
最後も幻覚でいてほしかった。
ナタリー・ポートマン演じるニナは「なんで起こしてくれなかったの?」と母や同僚を責めたり、「家を出る」と言いながらも実家…
心の奥底に闇を抱え役に取り憑かれた人間のみが最高の踊りを踊る事が出来るなんて皮肉すぎるよ..
ストーリー、音楽、登場人物、
全てに黒さが漂ってるんだけど
1番ブラックなのはトマの “我が姫君”
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