けして綺麗ではなく、でもずるくてみっともないどうしようもない姿に現実を見る。
変わっていく富岡
変わらないゆき子
ベトナムでの日々は、富岡にとって幸せだったが、寂しさを埋めるためにゆき子と関係を…
終戦後の激動の日本に付いてゆけずに次々と女を変えながら破滅への道を歩む自堕落な男と、その男に執着し続け身を滅ぼしてゆく女の姿を描く。
仏印で始まった情熱的な不倫関係は、終戦後の東京で倦怠期を迎えな…
このレビューはネタバレを含みます
「乱れる」で初めて成瀬巳喜男作品を見てからのこちら。
うーん。
富岡はクズだし、ゆきこもゆきこでそんな男やめておけばいいのに…!!と思うことばかりで、あまり共感はできなかったなぁ。
まあ、でも男…
哀しくて切なくてやるせない…★3.5!
林芙美子の小説を成瀬巳喜男監督が映画化、めしに続き鑑賞。
高峰秀子演じるゆき子、今の時代では考えられない一途な女性。
どうして富岡(森雅之)みたいなどうしよう…
このレビューはネタバレを含みます
戦時中に仏印で出会ったタイピストのゆき子と農林省技師・富岡の悲恋を描いた作品。富岡が妻と別れるという言葉を信じて帰国後に彼を訪ねたゆき子でしたが、裏切られ失意のうちに米兵の情婦となる。その後も富岡と…
>>続きを読む成瀬巳喜男監督の最高傑作と言われる作品。
主演 高峰秀子の代表作でもある。
森雅之演じるクズ男が醸し出す妙な色気はなんだろうか。
クズがクズであることに何の躊躇も無く
そこに女が惹かれていく。
そ…
成瀬巳喜男監督の代表作。キネマ旬報ベスト第1位。同名の原作は林芙美子の最後の作品(1951)※遺作は未完の「めし」。脚本:水木洋子。撮影は成瀬監督の常連で前年には「ゴジラ」(1954)を撮った玉井正…
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