時代の波に翻弄され、取り残される人を描いた作品は好きなはずなんだけど、このブルジョア男の情けなさは嫌悪感しかなかったな。この主人公の恋愛をキューバと欧米とか旧体制と新体制とかいろいろ比喩にして皮肉っ…
>>続きを読むカストロの社会主義宣言後、アメリカへ亡命する人々。ひとり、小説を書くために残った青年は、キューバ危機の迫る中、記憶をたどる。「低開発」の記憶。革命直後のキューバを記録したアーカイブを織り込みながら描…
>>続きを読む製作は1968年、ドキュメンタリー映像をふんだんに取り入れたキューバ映画。
キューバ革命で、親兄弟に友人すべてがアメリカに亡命、一人残った主人公が自国キューバを皮肉り、だからダメなんだ、とはいうもの…
何者でもない個の記憶。持続せず早すぎて遅すぎる開発の記録。何事も上手くいかない経時的な不安感を国家の変革や超大文字の事象とブルジョワの女性関係に重ねられても。記録映像まで用いて語られるマクロに対して…
>>続きを読む「死ぬまでに観たい映画1001本」845+212本目
キューバ革命が起きてもアメリカに亡命しないで残った1人の男の物語。
想像していた映画と全然違ったは非常に面白い。
キューバでその当時、こん…
キューバ革命の不安についての映画であると同時に、結局は一人の男が自分の人生の歩み方がわからなくなる物語。語り口がどのような映画とも違いかなりかっこいい。現実世界(ドキュメンタリー)と映画の中のフィク…
>>続きを読む激動の時代の波間に浮かぶ、ひとときの倦怠。
1959年のキューバ革命から2年後、カストロの社会主義宣言を受けて家族が亡命する最中、一人だけハバナに居残った作家志望の資本家の男。キューバ人でありながら…