ムーンライトの作品情報・感想・評価 - 721ページ目

ムーンライト2016年製作の映画)

Moonlight

上映日:2017年03月31日

製作国:

上映時間:111分

ジャンル:

3.6

あらすじ

名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校では“オカマ”とからかわれ、いじめっ子たちか ら標的にされる日々。その言葉の意味すらわからないシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だ った。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初 めてお互いの心に触れることに・・・

「ムーンライト」に投稿された感想・評価

rieko

riekoの感想・評価

4.5
マイノリティーに対する自分の偏見に気付いてしまった…

誰にでも平等にあるべきアイデンティティに対して、
1人の少年の成長を介してマイノリティーの「苦しみ」を描くのだろうと観ていた。

でも、「苦しみ」の心情描写が真に迫らないなあ、と物足りずにいて。

・・ラストでようやく気付いた。
「苦しみ」ではなく、ひとりの人間を捉えていただけだったってことに。

「苦しみ」と決め付けている私は偏っていたなあ…
自分の人生の喜怒哀楽と何が違うと言うんだろうか。

you know,you know.
焦らずとも、生きていくそのうちに自分が形作られて分かってくる。

リトルでもなくブラックでもない、
輪郭を持った「シャロン」になれたラストシーン。
腕の中におさまった彼は幸せそうな表情だったな。

世界中にいるシャロンに共感を与えて、
きっと私のように打ちのめされるひともいるんだろうな。
観れて良かった。
delta

deltaの感想・評価

4.2
人種、貧困、同性愛を扱っているんたけど、世界中に独り、息を潜めている魂にも届くような作品。これがアカデミー賞っていいな。
コマ

コマの感想・評価

2.3
日本人にはあまりウケなさそう…。
文化というかその国での事情が色濃く出た作品。

ストーリーの筋道はシンプルで、いじめられっ子だった少年が薬の売人へなる話。
少年期、青年期、成人期の三部で構成されていて、荒れた環境や性の問題をはっきり伝える作品。。。だか、そのお国柄事情をよくわかっているわけでもなく、日本と環境が異なりすぎて、人ごと感が拭えない作品でした。最近の作品賞の中では1番心に刺さらなかった作品です。
mpc

mpcの感想・評価

-
初日観覧だったのに忙しい日続きだったので寝てしもた😹💦
いじめられっ子が大人になったら貫禄ある金歯の薬の売人になったのは少しワロタ
海辺のシーンはちゃんと観れたけど、、後日観覧します
yoyoo2929

yoyoo2929の感想・評価

5.0
画面はさほど暗い雰囲気ではないが、緩やかに息が詰まるような、痛みのある映画だった。
俳優達が兎に角表情で語ってくる。特にフアン役の人の表情が絶妙で素晴らしかった。
1人の黒人の少年期・青年期・成人期を描くことで、黒人社会やその諸問題まで言及している。
主人公の黒人は寡黙だが、口以上に表情で様々な葛藤を語っている。
性的マイノリティを描いた作品はあまり感情移入できないことも少なくないのだが、1人の等身大のどこにでもいる少年が、周囲の人や環境に抑圧されてアイデンティティを見失っている姿は非常に心に刺さった。
さとう

さとうの感想・評価

4.0
テーマ・ストーリーが全体的に分かり易い
大人になったときびびった
みわ

みわの感想・評価

3.8
LGBTの映画は初めて。
そういう意味では全く違和感はなかった。
とても美しい物語でした
chihiro

chihiroの感想・評価

-
淡々とした作品だけど、カメラワークと色彩が独特で110分がとても短かったな。主観と俯瞰の切り替えが印象的だった。
説明的な部分をすべて削ぎ落とした、観終わった後に考えざるを得ない作品でした。
黒人でLGBTの主人公。そこが作品の中で重要な軸でありながら、特別際立って描かれているわけではない。ただ、そうであるだけ、という感じ。
人間生き方は変わっても根底は変わらない。変わらないことへの安心なのか変われないことへの焦りや不安なのかはわからない。
ただ、生き方や見た目が変わってもシャロンが変わらなかったこと、そこに愛があったことがすべてだと思う。
決して万人受けするものではないけど、私は美しいと思った。
こういう作品がアカデミー賞を獲るっていうのはとてもすごいことなんじゃないか。
あと、見終わってからポスターの素晴らしさに気付く。
ele-king (アカデミー賞についてのコラム)
http://www.ele-king.net/columns/005577/

the sign magazine (短評)
http://thesignmagazine.com/playlists/31-march-2017/

 僕がこの映画についてフランク・オーシャン『チャンネル・オレンジ』との近似を強調するのは、アイデンティティ・ポリティクスとの距離の取り方においてである。つまり、「わたしはゲイである」という宣言が政治に回収されてしまう現在のアメリカにあって、では、「男が男に惹かれること」をどのように語ればいいのか。フランク・オーシャンは“フォレスト・ガンプ”で、それをありきたりの初恋の物語として歌った……思い切り感傷的に。ただし、主人公の青年が惹かれたのは逞しい男の奥にある優しさであることもたしかに描かれており、すなわち同性愛という固有性を落としていなかった。
 『ムーンライト』はある純粋な想いをきわめて濾過した状態で見せることでたしかに普遍的な「恋心」が描かれているのかもしれないが、だからと言って同性愛固有の問題から目を逸らすこともない。あるいはマイアミの貧困家庭で育つこと、黒人のコミュニティのなかどのように生きていくのか――何重ものマイノリティであるシャロンのアイデンティティの複雑さを、普遍と呼ぶことは難しい。それでもこの映画が人間の普遍を射抜いているのならば、それは官能の瞬間を感傷的に、唯美的に見せることに腐心しているからだ。「黒人の肌が青く輝いて見える」月光の下で、忘れ得ぬ肌の触れ合いを交わすこと。その瞬間にこの映画は、社会的なカテゴリーを綺麗に剥がしてしまう。淡い月の光によって。そこではたしかに「男が男に惹かれる」ことが描かれているはずであるのに、それは誰もが知り得る、あの特別な夜のものとしてここに封じ込められているのだ。
DK

DKの感想・評価

3.8
このmoon lightのシーンは忘れられない。茶褐色の肌が月明かりに照らされたとき、確かにブルーに見えた。
海辺の月明かりはどうしてこんなに美しいんだろう。そこに黒人は反則に近い笑

物語は黒人のシャロンの少年期、青年期、壮年期の三期に分かれて、割と淡々と進んで行くのだが、カメラワークがいいのか引き込まれた。ドラッグ、イジメ、LGBTと様々な問題が内包されているけど、不思議なほど普通なのね。この描き方にすごく感銘を受けた。ブラックカルチャーを肩の力を抜いて自然に描くこの作風は初めての感覚だったかも。

壮年期の再会もまたいい、
たとえ売人になっていてもやはり再開はいいものです。