ムーンライトの作品情報・感想・評価 - 741ページ目

ムーンライト2016年製作の映画)

Moonlight

上映日:2017年03月31日

製作国:

上映時間:111分

ジャンル:

3.6

あらすじ

名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校では“オカマ”とからかわれ、いじめっ子たちか ら標的にされる日々。その言葉の意味すらわからないシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だ った。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初 めてお互いの心に触れることに・・・

「ムーンライト」に投稿された感想・評価

色の映画。対象との距離の近さや浅い被写体深度、あるいはマイノリティを主人公にした映画というポイントはロウ・イエ『ブラインドマッサージ』を想起させるが、印象は驚くほど違う。汗ばんだ叙情を伝えるロウ・イエに比べ、バリー・ジェンキンスはどこまでもクール。薬物依存もいじめも同性愛も言葉足らずにしか表現されず、それは主人公シャロンの頑なな沈黙に通じるものがある。代わりに雄弁に語りかけるのがネオンカラーの暗い青や赤であり、役者たちの黒く輝く肌である。カメラ移動が激しく、かつぼやけがちな映像の中でも色のインパクトは残り、冷たく抑制された美しさが脆い人々の弱いつながりを鮮やかに染める。「月明かりの下ではブラックの少年たちはブルーに見える」という詩的な原題はこの映画の静謐さを見事に象徴している。音楽の使い方もよかったけど、車乗ってるときに一瞬流れるブラジル音楽が謎だったなぁ。フアンの家の壁に富嶽三十六景が飾られてるのも不思議。
金楽

金楽の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

セリフが少なく、説明的な映画じゃないため主人公に寄り添って観る集中力が要る。
主人公シャロンの目付きが印象的。
第三部では筋骨隆々で金歯をつけてイメージがガラッと変わるがそこに至る過程を想像すると泣ける。
ドゥーラグを被っててフアンともダブる。
でも目付きとシャイで繊細なところは変わってない。
シャロンがどういう人間で何を思い、どう生きてきたのか、映画で描かれてない時間の流れを観客に想像させることでより深まるように感じた。
ハル

ハルの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「自分とは何者か」、黒人、ゲイである主人公を通し、自我の確立について全ての人にとって普遍的なことを描いている。
不条理な日常の中で出会う人々との間に、自分をみつけていくものであるということを言葉ではなくストーリーで語っている。少年時代の主人公が海で他者に身を委ねるシーンは、いろいろな意味で切なくて印象に残っている。母親にさえ頼れない少年が初めて身を委ねたのは、母親にクスリを売っている売人であり、やがて少年も売人として生計を立てることになる。
どれだけ自分は恵まれていて幸せなんだと、胸が痛くなった。自分の正直な気持ちを伝えるのに、こんなに勇気と自己犠牲と時間が必要なんて…。
シャロンの性格そのもののように、俯きがちで言葉が少ない、淡々と丁寧に紡がれた美しい作品でした。
Lily

Lilyの感想・評価

4.4
重い空気がずっと続いたが、映像が美しく、全ての俳優の演技が素晴らしく、本当に見てよかったと思える映画だった。
ララランドではなくこの映画が作品賞を受賞するのがとても納得がいく。
物語は最後まで実に淡々とすすむ。そして、詩的。美しい。
今のこの気持ちをうまく文章にできる気がしない。じわじわきている。

1.リトル
2.シャロン
3.ブラック

幼少期から大人になるまでひとりでたくさんの試練を抱え、自分を模索するシャロン。
人種のこと、セクシュアリティのこと、お母さんのこと、いじめのこと、、、
こんなに問題抱えてたら生きづらすぎる。

泣きすぎて、水滴になりそう。

無口なシャロンの気持ちは行間読みながら想像することしかできなかったが、その表情がすごかった。
役者が3人なのに3人に思えない。
大人になったシャロンを見たとき、体格も変わって別人に一瞬見えたが、シャロンだった。
特にケヴィンを見たときのあの目、あの顔、シャロンだった。
あの顔を見たとき、なんだかとてもあたたかな気持ちになった。

たくさんのことを考えさせられる映画で、ちゃんと咀嚼しようと思ったら、あと数回は観ないと出来ない。

悲しいことはたくさん起きる。
たくさん起きるけど、でも、ひとりじゃないから生きていけるのかもしれない。人はひとりじゃ生きていけないっていうのは本当なのかもしれない。

シャロンの世界は自分の生活から遠く離れたところにあるように感じる。
でもこの映画は普遍的な、たくさんの人が共感できる映画だと思う。
独特のカメラワークと美しい旋律にすっと引き込まれた

なにかを伝えようとする3人のシャロンの瞳がとても切なくて印象的

滲み出る言葉にできない感情
心の中にじっとなにかが残る

消化するには少し時間がかかりそう


3人のシャロンが全然別人なのに、ふとした時に、ああシャロンだ… となった。不思議


もう一度見ようかなでも辛いシーンもあるしな…となったけど
マハーシャラ・アリの放つ明るさが重たさをほどよく中和してくれてる事に気づいた
もう一度見て、もう少し深くまで感じてみたい

toho新宿⑦


ポスターが3人のシャロンになってるのに漸く気付きました… 素晴らしいポスター。。
toku

tokuの感想・評価

4.5
ラストの静かな余韻に浸る。キラキラとした映像が美しい。ダイナーのシーンがロマンチック。
NARISHIMA

NARISHIMAの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

大人のシャロンが変わり過ぎてて、まさか多重現実物か?と一瞬ワクワクしましたが…
黒人純文学ならもっと心情のセリフとかいれたら面白みは増したかも。
Gen

Genの感想・評価

4.4
とても良かった。
同級生に恋をしただけという話だけど
ゲイっていうだけで苦しむのは
考えさせられる物がある。
こういうことが現実で起こってるし
それで苦しんでる人がいる事を
忘れちゃいけないね。