おとなの事情の作品情報・感想・評価 - 73ページ目

おとなの事情2016年製作の映画)

Perfect Strangers/Perfetti sconosciuti

上映日:2017年03月18日

製作国:

上映時間:96分

3.7

あらすじ

「今では携帯はプライベートの詰まったブラックボックス。ゲームをしない?食事中、かかってきた電話、メッセージをみんなオープンにするのよ」。友人夫婦7人が集う夕食の場で、エヴァはいきなりそう提案した。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカーロッタ、恋人に今日のディナーをキャンセルされたペペ。「何かやましいことがあるの?」と詰め寄る女性陣に、男性陣も渋々ポケット…

「今では携帯はプライベートの詰まったブラックボックス。ゲームをしない?食事中、かかってきた電話、メッセージをみんなオープンにするのよ」。友人夫婦7人が集う夕食の場で、エヴァはいきなりそう提案した。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカーロッタ、恋人に今日のディナーをキャンセルされたペペ。「何かやましいことがあるの?」と詰め寄る女性陣に、男性陣も渋々ポケットを探り、テーブルには7台のスマートフォンが出揃った。メールが来たら全員の目の前で開くこと、かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すことをルールに、究極の信頼度確認ゲームが始まる――!

「おとなの事情」に投稿された感想・評価

ひとみ

ひとみの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エヴァが一番怖い
自分の浮気相手は食事会の中にいるから自分の秘密はバレないけど他の人の秘密は知りたいってことでしょ?
Ryosuke

Ryosukeの感想・評価

3.8
会話劇がメインで進んでいくのだが、脚本の巧みさと的確な人物描写で退屈させない。
日本人は粘り強いというようなステレオタイプ的発言があったような気がするがそういうイメージなのだろうか。
ダビッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、脚本賞を受賞作。

新月の夜に集った友人夫婦たちが、ふとした猜疑心から意地悪な携帯着信をオープンにするゲームを始めるのだけど、それが次第に墓穴を掘り、友人にも言えない秘密が露見していく醜さも滑稽。
食事会に集った面々はそれぞれのパートナーを必要としているにも関わらず、おそらく不満や欲望から露見すれば寒くて痛い欺瞞を親しい友人の中でも抱えている。それを新月の月の狂気の所為にして、大人の対応として無かった事にしてしまうのが怖い。
友人やパートナーの思いがけない醜さや裏切りを知ったとしても、元の鞘に収まろうとするのは愛なのか諦念なのか友人関係や生活が捨てられない恐れの為か。もしくは寛容さか。大人って面倒くさいな~って哀しく怖くなってしまったわ。
恋人のスマホの中覗きたい?っていう今ならではの設定で繰り広げられるコメディ、笑ってられるのも途中まで…思いの外悲惨な状況に陥ってるじゃないか。それでも許す?信頼する?器の大きさが試されるような映画だった。知らないほうがいいのかどうなのか…終わり方がまたなんともw
kota

kotaの感想・評価

2.8
秘密を覗き見した気持ちになる作りが上手い。
適度な嘘は必要ですよ、と、大人が言い訳する映画かな(笑)
ご飯がとても美味しそうでした。
美味しく食べられそうなシチュエーションではありませんでしたがw
面白かったのですが、音楽はもうちょっとなんとかならなかったでしょうか…。
skm818

skm818の感想・評価

4.0
コメディであるというような紹介を見た気がするが、かなり深刻な話だった。確かにゲラゲラ笑っている人は何人もいたが、セクシュアリティが原因で友人関係に亀裂が入っていく話のいったいどこが面白いのかよくわからない。
おいらはあんまり修羅場系の会話劇は好きじゃないので、どうかなと思ったんだが、よくできている話で拒否感はなかった。豊胸手術を隠してたとか浮気がどうとかいうような話をちりばめつつ、普段は口当たりのいいことを言ってても身近な人がゲイであると知ったときの一瞬の態度に本音が現れるというようなことをしっかり批判的に描いていて、よかったと思う。
スマホを交換していたらヤバい内容の着信があって誤解を受けるとか、スピーカーにしていたせいで浮気が発覚するとかいうのはお約束ですね。でもこういうこと人間心理の勉強をしているはずのカウンセラーが提案したりするかなあ。そこはちょっと疑問だ。親友でも秘密はあるということをそうまでして暴く必要ある?  
このゲーム実際は実行されず、皆秘密を抱えたまま平和に家に帰るんだけど、多分浮気相手に赤ちゃんができてしまった男はその後彼女と修羅場になるだろうし、単に時間の問題でしかないんだよね。実は何も解決していないっていう。先送りにしてるだけ。でもじゃあ赤裸々になんでもバラせばいいかというと、それも違うんだろうけど。
赤裸々にバレてないだけで、実は考えてることはゲームを行なった場合と変わらんのよね。ペッペが彼氏を紹介しないのは、おそらくあそこで言った理由と同じ理由なんだろうしな。あれは心の声ですよ。
7人の友人夫婦が集まった食事会。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカーロッタ、恋人にディナーをキャンセルされたぺぺ。他愛もない話の中から、参加者の一人、エヴァの提案で、かかってきた電話やメッセージをディナーの間、皆にオープンにすることに。女性陣に詰め寄られ男性陣も渋々応じ、テーブルに7台のスマホが出揃うのだが。。イタリアのアカデミー賞で作品賞・脚本賞を受賞したコメディ。監督は本作日本初公開になるパオロ・ジェノベーゼ。アメリカ・トライベッカ国際映画祭脚本賞、ノルウェー国際映画祭観客賞などの世界でも各賞を受賞しています。

日本人にとっても、世界中の人々にとっても、身につけるツールとなっているスマートフォン。携帯電話と呼んでいる時代は、電話やせいぜいメールを使う端末というイメージでしたが、今ではカメラで写真やムービーを撮り、ゲームで楽しみ、SNSで情報を発信し、オフィスソフトで仕事をするなどなど、PCと同じというか、PC以上に現代人にとって身近なツールになっているかと思います。でも、こうしたマルチメディアツールであるからこそ、人には見せることができない超プライベートな情報も溢れること然り(笑)。愛する息子・娘、ペットの写真くらいなら可愛いものの、、アダルト系のアプリであったり、家族や友人には知らせてないSNSの裏アカウントであったり、愛人からのメッセージであったりと、人に知られたくない情報も含まれて当然。それでも何でしょう。人は潔白であることを良しというというか、自分がそんな不純なことをしていないという虚勢を張ってしまう。そのことによって発生してしまう悲劇を面白おかしく描いていきます。

イタリア映画って、本当に凄いなと思わせられる人情劇が年に1作は遭遇するのですが、今年はコレでしょう。基本的に、ロッコとエヴァの家で行われるアパートでの夕食会という閉空間で展開されるのですが、これほど人の心理をうまくえぐるような展開を考えるのがまず凄い。とはいいながらも、人間関係が崩壊してしまうようなドロドロな展開にならないと一歩手前のところで止めているのがいいと思います。それぞれのキャラクターが魅せる様々な表情にクスクス、ゲラゲラ笑えるように作ってあるのもさじ加減が絶妙ながらも、様々な人間関係の問題を織り交ぜて考えさせる作品にもなっているのです。

と、全般的に快作と思えるデキなのですが、ラストのオチのつけ方が若干セコいと僕は思ってしまいました。まぁ、ここまでドロドロにしてしまって収集がつかなくなってしまった分、締め方としては分からなくはないんですけどね。。それでも濃密な96分間を楽しめるオススメ作品です。
KMD

KMDの感想・評価

3.2
面白くないことないけど、不快な割に深くもなく考えさせられることもなく、ただ終わる。構成と演出に拘ってるのは分かる。娘のバージンの件は凄くよかった。
誠治

誠治の感想・評価

3.5
ガラケーの人いなかった…
皆さん、食べ過ぎ、飲み過ぎ
ずっと、飲み食いしてた。
月蝕が終わり、満月の下
皆さん何事もなかったように帰宅って
それが大人なのか!?
産まれてくる子ども(達?)はどうなんの?
え?夢落ちなの??
matsuitter

matsuitterの感想・評価

3.6
3組の夫婦が集う食事会でお互いのスマホをオープンにしてみようというイタリア式の昼ドラ映画。イタリア最高映画賞のドナテッロ賞を受賞作なので鑑賞。

以下ネタバレで雑感だけ。

好きな点は、1室の食事会のシチュエーションゲームという設定そのもの。どう考えても何か起こるに決まってるw この設定はポテンシャルが高い。

撮影技術的には、1室の劇なので懲りようがないのだが、印象として、夫婦の2人や共謀した2人を同じ画面フレームに出してる。心理的な距離を表す画面作りに感じた。こういうのは好き。

画面に携帯の文字を大写しにしたり効果音つけたりするコミカルな演出もありえたはずなのにそんなことはやらず、つまりはリアル路線で淡々と描いていく。だから後半のシリアス展開には重みが出ていた。

ネガティブな感想。

おおすごいとか心が動く部分は個人的にあまりなく。ゲイのくだりは結構好きなんだけど、浮気がバレる展開は月並みな印象。

余談。

何も無かったかのように終わる最後はどう解釈するか。配給会社の人に聞いたら、実際はゲームやってなかったってことだって言っていました。