アイヌに通ずる
近年までスウェーデンに支配されてきた少数民族サーミ人に生まれた女の子が自分の出自を恥じ民族の血を捨てるまでの話。自然とともに生きる文化や習慣を近代人から侮蔑され虐げられてきた背景は…
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スウェーデン人になることで夢を叶えたい。
でも、その自由のために自分の文化を捨てなければいけないという矛盾。
彼女がとる選択は、たしかに強さかもしれない。でもそれは同時に、深い喪失でもある。
ラ…
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最後にサーミ語で妹に謝るのが…
テントとトナカイしかなかった場所にもバイクがあったり時代が進むと環境も変わるよね
サーミを出て行って葬式まで帰らなかったことが良かったのか否か…
後悔してそうにも見え…
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少数民族サーミ人への差別という、人権先進国の意外な汚点を取り上げた功績に加点。民族、文化の大切さ。アイデンティティを誇れない悲しさ。困難と闘う女性の生き様。唄と衣装が、二風谷で観たアイヌ民族と似てい…
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民族とか出自って、どう隠しても染めようとしても溢れ出てしまうものだよなと、とどのつまり。
少し話は違うけれど、ヘアスタイリストが髪を触れば髪質でどこの民族かわかるって話をふと思い出した。
エレ・マ…
(C)Sophia Olsson