I AM YOUR FATHER アイ・アム・ユア・ファーザーの作品情報・感想・評価・動画配信

「I AM YOUR FATHER アイ・アム・ユア・ファーザー」に投稿された感想・評価

役がその人の人生を丸ごと食ってしまう、そんなことがあると言われているが、そんなことはなかった。デヴィッド・プラウズ氏においては。


悪役を演じたこの方は、自らは暗黒面へと落ちてはいかなかった。
想像を絶する程の苦難があったのだろうと、私は推察することしかできないけど、でも、彼の精神の健全さが、暗黒面からの誘いをはねつけたのだろうと思う。このドキュメンタリーを観たらどれ程複雑な心境に私は陥ってしまうのか、覚悟して観たけど、それは杞憂に終わりました。きっと、デヴィッド・プラウズ氏の健全さが、暗黒面に落ちそうな私を、救ってくれたのだと思う。


ダース・ベイダーを愛している、このドキュメンタリー映画の製作者が、愛しているからこそ、公平であろう・誠実であろうとする、その姿勢が伝わってきて、観て良かったと思いました。私にとっては、今、観て良かった。
高1の長女と鑑賞。SWは40年以上前の映画なのに、こんなに多くの人々が熱狂し、今でもイベントが開催されている。出演者は主役級でなくてもその後の人生が変わるほどのファンが存在する。世界中に。
映画の制作現場のことは分からないけど、あれだけ個性的な人たちをまとめあげるのは、大変なことだろう。立場によって見方も変わる。

この映画も、ファンが当時のスターと作る話。🎬『ラスト・スーパースター』と同じと言える。自分がやってきたことを、正式にではなくとも、誰かが認めてくれるって幸せな事だと思う。主役の映画が出来たのだから。
「EP6でベイダーが死ぬことをバラしたから、罰として干されて顔出しNG」って、あのシリーズの流れじゃ誰がどう見たって最後は死ぬだろう(笑)。秘密もへったくれもあるかよ。ルーカス、どんだけ小さいんだ。その上、冤罪って。

しかも、顔出しの役者も、今じゃヘイデンに上書きされちまっているなんて、そっちの方が可哀想だわ。

で、肝心のデヴィッドさん。

確かに理不尽な目には遭ったけど、トータルで見たら幸せな人生だったと思うわ。映画史上最も有名なキャラクターにして最高の悪役とセットでみんなの記憶に残っているんだし、こんなに粋で素敵なサプライズイベントをしてくれるファンたちに囲まれているんだから。

何より、チューバッカ役かベイダー役のどちらがいいか選ばせてもらえた時点で幸せじゃん。「毛むくじゃらの猿は嫌だ」って、そんなこと言うから敵が増えるんだよ。

あと、笑ったのは、デヴィッドの息子さん。EP5が公開された日から、「学校でのアダ名がルークになりました」って(笑)。
センセーショナルな煽り、監督の思い入れたっぷりの撮影手法などさておいて、デヴィッド・プラウズの「映画」に翻弄される役者人生が写し出されていて、なんとも言えない気持ちになった
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.5
あのダース・ベイダーのスーツアクターを務めたものの、エピソード6で面割れする土壇場になってその役から除外されたデヴィッド・プラウズのドキュメンタリー。ルーカス側に一切協力が得られなかったという事で(まあ当然だが)一方的な主張の域を出ていないし、かのシーンを彼を使って再現するイベントの映像が一切流せないという苦しい表現方法だが...確かにルーカス側の使い方に憤る部分もあるし言い分も判らなくはないが、口が軽かったりこういう形で爆弾を落としたりと「そういう仕打ちを受けた側」にもそれなりの理由があるのは間違いないのでは。
『SW』の大ファンというわけではないが、気晴らしにやったUFOキャッチャーでダース・ベイダーが取れたので鑑賞してみた。

中の人:デヴィッド・プラウズ
まず、この人の経歴が凄い。これは本作を見てビックリして欲しいのだが、様々な有名キャラクターと関わりのある人だった。
ダース・ベイダーに選ばれた経緯も、その作品が関わってくるの!?という驚き。

また、ファンの崇拝ぶりや撮影中の裏話はもちろん、様々な都市伝説を検証していく過程も面白かったが、1番興味深かったのは、歴代プロデューサー達の表情。

自分たちがデヴィッドに何をしたか、真相が何なのかをわかっているはずなのに、とぼけたり知らないふりをする。ここに本当の暗黒面を垣間見た。

最後はジョージ・ルーカス(またはルーカス・フィルム)への批判を暗示させて終わるが、個人的にはデヴィッドに非がなかったわけではないと思う。
インタビュー中もぶっきらぼうだったし、Ep.6では監督からは一言も口を聞いてもらえなかったとのことだが、本人に自覚が無いだけで様々な積み重ねがあったのだろう。

それでも彼を神として崇め、こういったドキュメンタリーを撮る人がいるぐらいだから、やはりこのシリーズは制作側を離れ、ファンの所有物になってしまったのだなと感じた。
motoki

motokiの感想・評価

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8見てから全ての作品をまた見返しました。多分今年は夏にもやったので今年だけでも2周してます

あまり詳細を知らないままに見始めたのでまさか"スーツの中だけの人"がいたとは、、何と残酷なと
デイヴィッドプラウズ。知らなかった。
途中までは、スペイン人の監督、余計なことしてやるなよ、ドキュメンタリー映画としては私情が入りすぎだよ、負け犬の遠吠えみたいで惨めだよ、と思いながら観てた。

けれど、一方で社会問題を観るような気分にもなってた。
大きな声で真実を語ったとしても、大きな力によってねじ伏せられる、一般的にはドラマとかにありがちなよくある話なはずだけど、それが大好きなスターウォーズの世界でもあったなんて。
ファンの間では有名な話なのかな?
少なくとも私はこの映画を観てはじめて知ったけれど、もっと広まってもいい話なんじゃない?と思いながら観てた。
結局デイヴィッド版の撮り直し映像を流せなかったのを見ても、ルーカスフィルムが一気にブラックに見えてしまった。

スターウォーズ、今やディズニーの仲間入りしてすっかり魅力がなくなったと思っているけど、昔の輝かしいルーカスフィルムの実態(なのかな…?)を知って、いちスターウォーズファンとしては悲しい気持ちと、まだ信じられない信じたくない気持ちと、本当ならこの話がなかなか日の目を浴びないことに対する憤りと。
複雑な気持ちだな。

2018/8/10 WOWOW録画
まだ彼がセレブレーションに参加していた頃、会場で一度会ったことがある。
何故か彼のブースには人影がなく、ダルそうにサインペンを弄っていた。恐る恐る近づき、拙い英語で声をかける。
僕の中で彼は紛れもなく英雄、いや神であり、人生で最も緊張した瞬間だった。
レッドカーペットを行くスターのような親しみやすさは感じられず、態度は素っ気なく、サインも嫌々やっているような印象で、かなりショックを受けた。
本当は話したいことが山ほどあるのに上手く言葉に出来ず、早くどっか行けよオーラに耐えきれなくなった僕は、無言で右手を差し出した。
数秒の間の後、彼はほんの一瞬だけ僕の手を握ってくれた。
彼は最後まで微笑むことすらなかったけれど、映画史上最強最悪最高のヴィランであるダース・ベイダーに触れられたことは、僕の一生の誇りだ。

「アイ・アム・ユア・ファーザー」において、デヴィッド・プラウズは自分こそがベイダーだと主張する。
ルーカスを含むスタッフとの確執も語られるが、デヴィッドに全く非がなかったとは考え難い。
コアなスター・ウォーズファンは、多くのインタビューやメイキング等に目を通していると思うが、総合的に判断して、デヴィッドの主張が全て正しいとはとても思えない。(彼が口を滑らせることが多いのは紛れもない事実だ)
僕にとっては、デヴィッド・プラウズもジェームズ・アール・ジョーンズもセバスチャン・ショウもヘイデン・クリステンセンも、全員がダース・ベイダーだ。
デヴィッドがイベントに呼ばれなくなっても、その事実は揺るがない。
どんなに態度が悪かろうが、ルーカスが何と言おうが、ファンにとってデヴィッドは神だ。

2017年末、デヴィッドは健康上の理由から引退を表明した。
もしもまたいつか彼に会えたら、神に触れたことを誇りに生きている人間がここにいることを伝えたい。
自分が思っている以上に、あなたは多くの人を救い、支えになっているのだと。
こんなドキュメンタリーがなくても、みんなあなたが大好きだと。
ありがとう。本当にお疲れ様でした。
りす

りすの感想・評価

2.1
2018年63本目、6月14本目の鑑賞

ドキュメンタリー映画


スターウォーズについてのドキュメンタリー映画で、被り物をしているダース・ベイダーを演じている人物に焦点を当てた作品

基本的に本人と記者の話から構成されていて、ジョージルーカス側からの話がない点で客観性に欠けた作品となってしまっている
具体的には、どのようにダース・ベイダー役の人が不遇な思いをしているかについて説得力に乏しいように感じた
あまりに過去の話を老人が思い出しながら語っている点も今作のマイナス点といえよう

気になったシーンとしては、公開することが叶わなかったとしながらも、その老人(ダースベイダー本人)を起用したスターウォーズシーンの撮り直しを行ったというものである
鑑賞できた人はごく僅かということなので、より一層希少性があるものになったのだろう
私はスターウォーズファンとは言えないので然程気にはならないが、もしファンなら一度は鑑賞してみたいと思うはずだ

このスターウォーズ撮り直しを大々的にドキュメンタリー内容に入れておきながら、この作品には様々な権力の都合上、映像が一切取り入れられてないのは不服でならない
まるで製作者側は一生懸命頑張ったんです、という努力を提示してきているかのように感じた

もし今回のように作品に取り上げられないなら、その件は全編カットで構わない
その上、交渉シーンすらない
交渉のシーンなど編集が効かないところを多く取り入れてくれないでドキュメンタリーと言えるのだろうか

後から頑張った証として文だけで表示されてもイマイチ何がしたいのか掴めない


スターウォーズファンでないなら鑑賞しないことを勧めたい作品だった
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