この作品だけを観ると、川瀬監督の映画は、”映画”じゃなくてどんどん”ドキュメンタリー”になってきている気がする。
自分はやっぱり映画が観たい。
映画という物語に張り付いた役者の演技がみたい。
と…
映画の見方が変わる。
というよりも映画に無限の可能性を感じた。
映画は観て感じるだけでなく、聴いてイメージして感じるもの、世界に入っていくものでもあるのだと。
目が見えない人でも、映画の世界を堪能…
前作の「あん」同様に、今周りにある当たり前に見えるものの価値を改めて考えさせられる作品。この作品も、目を閉じて観たらどう感じたのでしょうか。
タイトルに繋がるような最後の言葉がすごく染みた。そしてま…
「あん」でハンセン病患者を扱い、この映画では視覚障害者を、ということでこの監督がそういう方向に舵を切ったかと思っているとどうやらそういうことではなく、音声ガイドの作成という仕事を通じたひとりの女性の…
>>続きを読む河瀬直美の最新作。
音声ガイドの編集をする女性と視力を失った元カメラマンの男の物語。
あんでは、直接的に死がテーマに絡んできたが、
この作品は「自分の命と同じくらい大切なもの」、「生きてきた証明」…
公開1日後だし、話題の作品だから混み混みなんじゃないかと不安だったが、お客さんはかなりまばらで年齢層が高く、おそらく私が最年少だったと思われる。
まず特徴的なのは映像の美しさ。
そして研ぎ澄まされ…
<喪失感という吐息をはきながら、光の方へ伸びていく>
人はいつも、『失う』という恐れの中で生きている。
喪失感とは、小さなものから人生を狂わすような大きなものまで様々で、その喪失感の感じ方も、ひと…
映画の中には希望があってほしいという美佐子の思い。
それら希望を“光”に例えることはありますが。
そもそも暗闇の中で 光によって映し出されるものが映画じゃないですか。
つまり、映画には必ず希望が宿…
感性や感覚に訴えてくる作品だと思いました…☆
目が見えなくなる恐怖との闘い…*…
好きだったものを失う悲しさ…辛さ…*
…でも、見なくても良いものは、見えなくなりますね…*
映画の音声ガイド作成…
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