出来事そのものを描くことを放棄し、出来事を語る主体としての人間を露出させることで、真実認識の不確かさと倫理的責務の裂け目をあらわにする。
だがそれは相対主義の祝祭ではなく、薄く頼りないながらも人間性…
風に揺らぐ木漏れ日の下で事件は起きた。食い違う当事者それぞれの言い分。そこに見え隠れするそれぞれのメンツと虚栄心と、それらに容易く捻じ曲げられてしまう「真実」の脆さと。人間の複雑さを極めてシンプルな…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
京マチ子さん!!!!またいた!!
どう考えても演技うますぎるし、誰よりも目立ってる、、
舞台が3つだけなのに全然物足りなくないし、人間のずる賢さと暖かさが全部入っていてただただすごいしか言葉がない、…
あの原作からどのように映画として制作するのだろうと思っていたが、人間の正義と悪の概念の不安定さという原作のエッセンスをしっかり残しつつも、最後は人の良心があるうちは世の中捨てたものではないという前向…
>>続きを読む黒澤映画というものに始めて触れることになって最初に思いついたのが羅生門だった。芥川龍之介ということもあり触れてみようと。最初見た時は合わないと思い、ほぼ考えずに終わったが今になって見直してみるとなん…
>>続きを読む登場人物全員臭そうすぎる、映像からもう匂いがぶよぶよと鼻へつんづいてくる。ケモノも昭和も嫌な家の匂いとかも全て鼻へ入ってくる。眼で観ることよりも、鼻で観ている時間の方が長い映画でした。湘南の女の人達…
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