羅生門に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『羅生門』に投稿された感想・評価

監督 黒澤明、原作 芥川龍之介『藪の中』。

第12回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞、第24回アカデミー賞で名誉賞(現在の国際長編映画賞)受賞。

主演は三船敏郎、共演は森雅之、京マチ子、志村喬…

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かず
4.5
いつ観ても名作。人間の多面性を表現する迫真の演技。モノクロならではの光と影の鮮烈なコントラスト。何といっても二つの名短篇を巧みにアダプトした構成が天才的。
4.6

やはり黒澤映画は魅せる力と惹きつける力がとてつもない。

人間なんてみんなでたらめだと。現代でも相も変わらない人間の真理をこの時代で大袈裟に描いてる。
証言者の一人が巫女の力を借りた死人ってのもすご…

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4.3

回想に入るタイミングがあまりにも完璧すぎる
後半はほとんど1箇所のロケーションで撮影してるのに全く見飽きない技巧
キャスト陣の演技力、特に京マチ子の真に迫るような剛胆な眼力、表情
照明が彼女のポテン…

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誰もが自分の都合のいいように発言し、行動する。それが人間の心理だと70年前の作品でありながら伝えているのが凄い。
この頃の映画は今でも全然見れるからいいよね。

最後柚売りのおじさんは本当に赤ん坊を育てたのだろうか。疑うこと時代がもう悪なのだろうか。
誰かにとっての正義は誰かにとっての悪だしなぁ、、、あぁ、しんどい。
真相が何かは曖昧になっているが、最初から…

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Tommy
4.4

羅生門かと思って見始めたら藪の中だった。めっちゃ面白いし、役者がみんな凄い。これが1950年の作品だとは。戦後5年でここまでの作品を撮ったとは。
聞き取れないセリフが多くて字幕が欲しかったが、それで…

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e
4.4
最初はステレオタイプな男女の描かれ方かと思いきや、証人たちの話によって、それぞれの物語が立ち上がる。取り憑かれたような笑いが印象に強く残る。

臨場感溢れる迫真の演技力、卓越した映像の魅せ方と演出、効果音や音楽などによる総合的な表現力は、75年前の作品とは思えない。人間の本質の底の部分でもがく物語が、大雨に晒され続け寂しく朽ち果てた羅生門の…

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観終わって「おもしろかった〜」となるタイプの作品だったとは(最後だけ脚本的にちょっとうるさいとは思ったけど)。ガチャガチャした殺陣の危なっかしさ。京マチ子の顔。

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