多襄丸、妻、夫、それぞれ証言が異なり、真実を話しているのは誰なのか。
客観的に見ていた杣売りの話が事実かと思いましたが、本当にそうなのか。
結局人の話なんて当人の都合の良いように話すから、それが…
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自分の都合の良いように真実を変えてしまう醜さを感じた。巫女なんて話自体が自分を良く見せようとしてる可能性もあるし
取り繕ったものがめくれた時に出る嘲笑が不気味だった。真砂の笑いだすシーンが恐ろしい…
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2025年40本目
ようやく黒澤明デビューでした。
雨の羅生門の下で1つの出来事について回想していく形式で話が進む。各人のそれぞれ異なる言い分の回想を通して人間の手前勝手さを描い作品。
三船敏…
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鑑賞2回目 監督:黒澤明
今年の4月に初めて観たとき、さすが世界の黒澤だな、面白いなと思った。今回2回目の鑑賞をしたのは近々『生きる』や『用心棒』、『天国と地獄』を観ようと思っているからだ。この前…
1950年、終戦から5年も間もない中での作品。芥川龍之介の短編小説の羅生門、藪の中の2つを合わせて、黒澤明が映画にしている。
人間が本来腹底に持っている心の模様を端的に描いている。
本来自分のコ…
素晴らしかったです。
音響、構図、ストーリー全ての要素が物語に引き込ませてくれた
光と影のコントラストで緊張感も溢れてた
人間の愚かさ、弱さをテーマにしてるけど
所々溢れるユーモアで雰囲気も重く…
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分かりやすい構成のおかげで伝えたいメッセージがはっきりと伝わる作品だった。
人間というものを信じられなくなってしまうが、世の中利己的でないと生きていけないというメッセージが原作と共通しているのだと思…
©KADOKAWA1950