大学では論文も書いた『羅生門』、ずいぶんと久しぶりに観ました。走ってるシーンはよく覚えていたけれど、哲学的な部分は微妙に忘れてた。か、当時はあんまり理解してなかったのかも。真実と解釈の話だなー。75…
>>続きを読む芥川龍之介の「藪の中」が原作で、複数の登場人物の証言から物語が展開していく。原作の持つ文学性と、黒澤明の描く映像が上手く融合している。とても風格がある映画だ。
壮大な羅生門のセットや大袈裟過ぎる雨…
一旦落ち着いて考えてみましょう、
原作は芥川龍之介「藪の中」、
タイトルと設定は芥川龍之介「羅生門」
世界的に有名になったのは映画ですが、
この作品の一番のキモは原作(アイデア)だと思うので
高…
【ムンムン草いきれの藪の中、ギラギラ光る野獣の眼! 羅生門に雨宿りした油売りは世にも恐ろしい地獄を見た!】
芥川龍之介の『藪の中』と『羅生門』を原作に、山中で起きた殺人事件をめぐる関係者4人の食い…
三船敏郎の演技が特に光る。それぞれの証言によって語られる時間の光景が映画の中で実際に描かれるため、同じ俳優たちによって、同じ場面で異なる解釈の出来事が表される表現が面白い。そして、殺陣のシーンは殺気…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1950年の作品とは思えない画面の完成度
この頃からここまでかっこいいカットを表現することができたのか…
話の構成も、興味を引きやすいオーソドックスなものになっていて良かった
1つの事柄を複数人が…
©KADOKAWA1950