2019年8月25日 海辺の生と死 鑑賞
ついてはいけないでしょうか
たとえこの身がこわれても
取り乱したりいたしません
太平洋戦争末期の奄美群島・加計呂麻島で出会った島尾ミホ・島尾敏雄夫妻をモ…
奄美が舞台で、せつない恋愛を描いた…といっても満島ひかりがヒロインなら普通で済むはずがない。永山絢斗の中尉は板についていて、本当にその時代の人に見えた。国民学校、本、島唄、トエの衣装、自然、生霊を追…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
永遠の別れ(ではなかった、その時は)を悟った最後の夜。平然を装う隊長さん(永山絢斗さん)と、取り乱さないと言ったけど保てなかったトエ(満島ひかりさん)。自然に涙が出た。
当時のことを想像も出来ないけ…
視聴の理由が、「井之脇海が出演しているから」だけで観た自分にとっては結構退屈で難解で尺も長く感じてしまいました。
戦争モノの映画は嫌いじゃないし、本作品から学ぶものも確かにありましたが、いかんせん…
島で子どもたちに慕われている教員のトエと、海軍特攻艇の隊長として駐屯したきた朔中尉の切なくも一途な物語。
事実に基づいた作品であるだけに、戦時下における島でのリアリティが伝わってくる。
島の時間は静…
「死の棘」を理解するための鑑賞
夫の島尾敏雄が書いた原作「死の棘」の映画で強烈な印象を残した妻の島尾ミホが夫とどう出会い愛しあったのか、妻の著書を原作にした本作を鑑賞。あくまでも映画「死の棘」の背…
映像の美しさ、俳優満島ひかり・永山絢斗の演技が光る一作。
「プロットにもっと戦争の色があるほうが、ヒリヒリして好みやったかも」とは思っちゃったけど、満足!
十分に間を取って、言葉はなくても空気や音…
(C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ