テオレマに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『テオレマ』に投稿された感想・評価

他者との接触、他者からの愛によって自らの脆さを自覚する その瞬間はまさに訪問者が急に訪れるようにやってくる…脆さゆえに崩れていく人々をあまりにも繊細に映し出しててひたすら美しい

日本語字幕の位置…

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Lou
4.3

なんて美しい映画なんだろう!
破壊は創造には必要で、美には終焉が必要。
怪しい美しさを持つテレンスの魅力に私もひきこまれ、彼の旅立ちがつらかった。
内容理解は正直そこまでできなかった。むずかしくて。…

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Yosef
5.0

妙な作品。だけどその顛末には必然としか思えない妙な説得力を持つ。
この話の最も重要な要素は、青年はなんであったかであろう。
すぐに思いつくのは、神か天使である。聖なるものに触れて力を授かり、または気…

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テレンス・スタンプが出ていったらブルジョアジー家族、夫、妻、息子、娘、メイド、全員のメンタル崩壊!テレンス・スタンプは誘惑や悪事を全くしていない!イタリアはローマ・カトリック社会?だから宗教的モラル…

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4.6

ブルジョワ家庭に一人の美男子が現れたことがきっかけで、資本主義とそれに支えられた現代の家族制度が崩壊する映画。
性、特に男根のモチーフと共産主義的な資本主義批判が奇妙に混ざり合っている。性的欲求不満…

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5.0

プロレタリア革命はプロレタリアートとブルジョワの弁証法でなく,性的資本を持つ神性を帯びた人間がブルジョワ家庭のビオスを剥き出しの生へ落とすという形で導くって話を元共産党員がしてるのが興味深い.
そう…

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好き。こういうのたまらん。マンガーノがときどき三田佳子に見える。

ピエル・パオロ・パゾリーニ監督『テオレマ』(1968)

生活と理性を吸引するブラックホールのような男の去来ー

極めて肉感的なものに宿る神性をとらえ続けている。吸い込まれそうになる男の瞳は結局弱々…

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キリストのような微笑を浮かべた訪問者の美青年
とあるブルジョアの家族に入り込み
瞬く間に家族全員とその女中とも関係を持つ

家族たちは青年との性行を通じ、
おそらく、この宇宙の本質に触れてしまう

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逃れられない魅力を持つ不思議な訪問者、突然訪れ去っていく、残されたものは少しずつ壊れていく…セリフはほぼないに等しいけれどまったく飽きることなく、美しいけれど虚無的な風景にも魅せられた
これぞ映画を…

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