マイライフ・アズ・ア・ドッグの作品情報・感想・評価

「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」に投稿された感想・評価

ほたて

ほたての感想・評価

4.4
他人と比べることは良いことじゃないかもしれないけど

辛い境遇の他人の心情を想像して自分を鼓舞している姿はかっこよかった
chiikana

chiikanaの感想・評価

4.0
イングマルを見てると微笑ましいけどなんだか切なくなる

村人が変人ばっかりで素敵

スウェーデンの映画は時間がゆっくりでいいな
itoron

itoronの感想・評価

3.3
辛いことや悲しい出来事の中にも幸せな瞬間や記憶もあって、ふとした時にそれを思い出して力に変えられる人はいつの時代でも強いと思う。人の悪口を言わずに素直に愛されるようにと母から何度も言われていたけど、今その大事さを痛感する。けど、できているわけではない…素直に賢く生きたい
nozomi

nozomiの感想・評価

3.8

「ちょっと変わった少年」のイングマルは日頃からトラブルを起こしまくり。

兄のエリクにはいじめられ気味、そして母も病気が悪化してイングマルが手に追えなくなる。

母を休ませるために、兄は林間学校に行き、イングマルは親戚の家をたらい回しにされる。挙げ句、愛犬とも離ればなれにされてしまう。

監督は「ギルバート・グレイプ」「サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム。この作品が評価されて、活躍するようになったそう。

だけどこの映画、主題が少し解りにくくて、母への愛?愛犬への愛?それとも友情がテーマ?って観ながら考えたけど、どれも違う気がして、多分イングマルの生きづらさを描いてるんじゃないかな、って思ったんです。

アメリカだと社会問題になっているし、今だとそれを題材にした映画も多いし結構理解されているけど、映画が制作された当時はまだあまり知られてないんじゃないかな。だから凄いと思う。

そういえば「ギルバート・グレイプ」にもハンディキャップのある少年が出てきてたな。この映画も「ギルバート・グレイプ」も監督の伝えたいことが一貫しているように思う。

生きづらさって周りの環境により変わってくるもので、イングマルも田舎に住む叔父のグンネルの家に引っ越した後は、町の優しい人達に囲まれていて楽しそうに暮らしている様子が感動します。

映画のパッケージを見て「友情モノかな?」って思って借りてちょっと違った訳だけど、なかなか深い映画に出会えました。
イングマルとサガの関係が、凄く良い…
サガの微妙な心理が、この映画を支えてる。
ちゃんと女らしい格好になったサガがドロ(牛糞?)まみれになって笑う姿… 良し、ってなりました。
全体的にほのぼのとした雰囲気だけど、どこか寂しさを感じさせる作風。

主人公の少年が人生において多感な時期に直面する大きな出会いと別れ。
それをこれ見よがしに演出するわけでもなく、あくまで自然な流れで見せるのがこの監督の巧い所でしょう。

泣ける展開だけど、号泣ではなくじんわりと目に涙が浮かぶ感じ。
だからこそ重すぎず、またどこかのタイミングで見たくなるそんな映画だと思います。
榎木津

榎木津の感想・評価

3.6
スウェーデン版ぼくのなつやすみ、あるいは、北の国から1950。パターソンみたいな映画が好きならお薦め。子供にも子供なりの切なさがある。
カンボジアで、キリングフィールドに行った日に鑑賞
運命の一本
夏の空の下と、冬の雪の中。
宇宙船の犬と、海辺のお母さん。
スウェーデンに住む少年《イングマル》の居場所を描いた物語。

先に断言しましょう。
本作の魅力はメリンダ・キンナマン演じる《サガ》という少女。彼女に凝縮されているのです。言い過ぎかもしれませんが『レオン』の《マチルダ》に匹敵する美少女だと思いました。

そんな美少女に迫られる主人公。
うわ。何それ。子供の頃からリア充ですか。リア充ですね。

そして、その他にも《カエルちゃん》という女の子と“結婚ごっこ”をしたり、胸が大きい大人の女性にも優しくされたり…モテモテなのです。あー。やっぱり、リア充ですね。

しかも、主人公の目線で丁寧に描かれた物語なので、自然と自分の視線も低くなってしまい…このモテモテな感覚に胸が締め付けられるのです。正直なところ《サガ》が意を決した場面は…年甲斐もなく心拍数が上がりました。

ただ、当たり前の話ですが。
彼がモテてモテて困っちゃう(いわゆるMMK)だけの話ではありません。物語全体を貫くのは優しい視線。哀しみをふんわりと包む毛布のような感覚。さすがは『ギルバート・グレイプ』を仕上げたラッセ・ハルストレム監督。本作がきっかけでハリウッドに呼ばれたという話も納得できる仕上がり。

それに優しいだけの物語ではなく。
内に秘めた激しさを感じることが出来るのも見事。

例えば、主人公が大人に怒られるのも“悪ガキ”だからじゃないのです。ただ単純に“知的好奇心”が猛っているだけなのです。しかも、それを説明するために、彼に解らないものは観客にも見せない…という演出。この辺りのバランスが上手いと思いました。

まあ、そんなわけで。
冬の寒々しい景観や、村の牧歌的な雰囲気から、日常を淡々と描いた物語のように見えますが、実は少年の成長譚として大きく猛る物語。上手く入り込めば、童心に帰ることが出来ると思います。

そういえば僕も思い出しましたが、自分にもMMKの時代がありましたよ。

…就学する前の話ですけど。
電気羊

電気羊の感想・評価

3.8
この映画で実験のためにロシアの人工衛星に乗せられて打ち上げられたライカ犬のことを知った。宇宙空間での5ヶ月にも渡る孤独を強いられ最後は餓死。確かにこのライカ犬に比べれば、イングマルの言うとおりどんな目に遭っても全然マシなんだけどね。ストーリーも、誰もが経験する初恋や友達との交流など甘酸っぱい少年の日が温かく描かれていて郷愁にひたれる。随分前に観たんだけど、また観てみたいな。
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