「善き人のためのソナタ」の主人公を思い出した。寡黙で幸薄げな繊細な苦労人という印象とどんな時でも絶やさない優しさのようなモノを根底に持つ人って感じだね
こういう人の話好きだなあ
シュールな笑い要素…
このレビューはネタバレを含みます
比喩や示唆的なシーンで構成されていて、読み解くのがむずかしい映画。社会派ミステリーの側面が強いです。
富める者が権力を得て、民主主義や時間すら凌駕しはじめている現代の経済家たちによる資本主義と、古…
イタリアには優れた思想家が古来から数多く存在する。ポストモダン後の新しい思想の潮流として、イタリアン・セオリーが世界を席巻したのも記憶に新しいところだ。有名どころを列挙すれば、神学のトマス・アクゥイ…
>>続きを読むG8の場になぜか招かれた神父様が、静かに活躍する話。
面白かった…というより好みだった。
特に、やっぱりああいったマクロの視点(+私利私欲の塊)しか持ち合わせてなさそうな人たちの集まりに、紅一点な…
このレビューはネタバレを含みます
鑑賞が進むにつれ深まり、呆気なく解けた(気がする)謎は三つ。
何故、修道士サルスは選ばれたのか。何故、サルスは告解を明かしたのか。そして、ロシェの意図は何だったのか。
この三つを結びつける結論は、意…
2019年8月26日
『修道士は沈黙する』 2016年イタリア・フランス制作
監督、ロベルト・アンド。
ドイツで開催されるG8の会議。
各国の財務大臣により、世界に大きな影響を及ぼす
決定が下さ…
天国の天使が自らの務めを怠るとき、主は天使を永遠の暗い部屋に閉じ込める
ドイツの高級リゾート地、G8財務相会議、カルトジオ会、最後の”告解”(原題:Le Confessioni)をする、ネオレアリズ…
痛快!
欲の代表者たちが私利私欲に血眼になる傍らで、誰にも与せず無欲に佇む修道士、しかも頭いい、黙って勝手な解釈を待てる度胸…
この中で誰についていくのが一番いいか、犬でもわかるさ!
みんな「自分…
『薔薇の名前』でショーン・コネリーが演じたウィリアム修道士を彷彿とさせる、セルヴィッロによるサルス修道士が聞いた告解の守秘義務に関するジレンマをサスペンスに仕上げてます。
日本の大臣の名前「Y.K…
上映が二番館に移り、上映劇場が増えてますが、知らない方々、多いかも。
この作品は、絶対に、劇場で観るべきです。美しい映像をスクリーンで感じて欲しいです。
2回目、下高井戸シネマで観ます。
最高に…
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