冬構えの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『冬構え』に投稿された感想・評価

冬に備える支度の事を意味する題名。

これは言わば終活とも言える老人の旅路。

沢村貞子とゆきずりの一泊は節度ある老境な姿が微笑ましくもある。
寝たきりの元同僚との会話が真に迫って何とも身につまされ…

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老後の暮らし方、老人の孤独、生と死、病、家族とのあり方など様々なことを考えさせられる作品。
最後に登場する老人の暮らしぶりを物語る、干し大根や整えられた薪から、生き方のヒントを得た気がする。

山田太一による笠智衆主演の3部作を順に見た。妻に先立たれた笠智衆が死に場所を探して東北を移動する話。この3部作はどれも移動と死がモチーフとしてあった(老いのロードムービー?)。

道中で出会う人々と…

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4.0
三部作の二作目。

金田賢一も、じいちゃんもいい人だ。とても優しい。
こんな、いい人達に出遭える旅がしてみたいものだ。
笠智衆の格好よさを凝縮させた様な作品。何だろうこれは。満点なんて過去につけたことあったかな。心が揺さぶられる。これが山田太一が描く世界か。
ay
4.0

大金持って東北を一人旅してるおじいちゃんの終活。病床の古い友人との会話も、一人旅してたおばあちゃんとの出会いもすごく良い。最後、一人暮らししてるおじいちゃんと共同生活が始まるかもなところで終わってて…

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3.7

日本映画専門チャンネル
笠智衆生誕120年


潔い終活の決断
(当時は終活の言葉は無かったと思う)







病床の友人との会話のシーンは互いのセリフを聞き入ってしまう



贅沢に金を使い切…

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笠智衆さん(この時80歳くらい?)、年老いていく者の悩みと若者カップルの対比。赤の他人との出会いが生きる何かに繋がっていく。結局自分も歳をとりいつか同じ悩みにあたる。大先輩の話しを聞いている感覚。そ…

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山田太一脚本作品。

穏やかで裕福そうな高齢男性(笠智衆)が一人旅をしてるのだが、それは死に場所を探す旅でもあった。

誰もが避けて通れない「老い」や「死」または「どう生きるか?」など、人間の普遍的…

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nancy
4.0

山田太一さんの脚本はいいなぁ。1985年に、高齢化社会の悲哀をすでにドラマに描いていたとは! 小津映画に登場する馴染みの役者さんがいい味出している。鳴子のケーブルカー付きの旅館。今はないのだろうが、…

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