主人公のお母さんが旅館の廊下を走るところを前から後ろから映す映像をはじめ、つなぎ方のストレンジ感が半端ない。とにかく、めっちゃ変な映画。長野の上田と伊那を舞台にした近親相姦がテーマの恋愛劇を平田オリ…
>>続きを読む最初から、もうナチュラルに濃いいというか、あらわなのにカラッとしていて、写し出される自然の中で生活する人間たちは、美しいとか尊いとかエロいとかよりも、動物のようで可愛くて、もっと見たい、という気持ち…
>>続きを読む一体どうしてこんな映画が撮れてしまうというのか。濱口竜介が評したように、小津とは全く違うのに「小津だ」と思わず言ってしまう何かがある。だがそんな「死人」なぞ知らないという人は堂々とこう言えばよい。「…
>>続きを読むどう考えてもおかしいのになぜか説得力のあるつなぎかたにびっくりする。音響や映像の操作がぎごちなく感じられるとすれば、それはこちらがこの映画の基準や速度に追いつけていないというだけのことで、「よい」と…
>>続きを読む主演の西山真来が(ストーリーとおそらく無関係に)ずっとずーっとニヤニヤしていたので、つられて客席の私もずーっとニコニコしてた。映画内容は大して面白くないのに。
なぜか途中、彼女に十分間ぐらい、真顔の…
川遊びとセックスくらいしかやることのない田舎の人たちの人間関係は簡単に相関図が描けないほど複雑で、それを悲劇にも喜劇にも至らない節度ある距離感でサクサクと描いてあるのが観ていてずっと気持ちがいい。
…