【チャップリンの影】
小津安二郎が1931年に撮ったサイレント映画。むろんと言うべきか、モノクロ。
最初は旧制高校の校庭を舞台とした体操の授業のシーン。
厳格そうな体操教師(斉藤達雄)を前にして…
1931年製作公開。原案北村小松。脚色野田高梧。監督小津安二郎。
本作の夫婦の長男を観ながら古典落語「子別れ」の亀吉を思い起こしてしまった。周りの友だちはみんな自転車に乗っているのに、とパパ(小津…
サイレント映画でした。
ずっと音が無いので、何度か寝そうになりました。
少年の頃から、いたずらばかりして、大村先生(斎藤達雄)に怒られていた岡島伸二(岡田時彦)は大人になり、保険会社に勤めていまし…
妻と小さな3人の子供と暮らす保険会社で働いていた男が、社長と喧嘩しクビになるが、なかなか仕事が見つからず、かつての先生が始めた洋食屋を手伝うという物語。全体はコメディ・タッチだが人生の悲哀を描く映画…
>>続きを読む必死に働く夫と世間体が気になる妻。しかしどちらも子供たちのため。不況の時代を反映し、現代でも伝わる家族愛があたたかい。シリアスの中にコメディがあり、その絶妙なラインが心地よい。
90分間無音の劇場は…
妻が今年度町会の役員をやってるため、昨日は町会の日帰りバス旅行に家族で参加。コドモらも大勢来てバスの中はワアワアギャアギャア。
それを見越してあらかじめダウンロードしといたサイレント映画。
これは…
会社を解雇されたが、なかなか次の職が見つからない。大学出だからもあるかもしれないが、大学出のプライドも一因じゃないかな。そのあたり、博士課程を出ても職が見つからない現代にも通じるものがある。
小津…
「その夜の妻」に引き続き、岡田時彦と八雲恵美子が子の看病をしてる映画。タイトルの意味はラストで回収。決してバッドエンドではないけどハッピーエンドには手が届かない歯痒さに人生の機微やペーソスが宿ってい…
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