このレビューはネタバレを含みます
密書という純然たるマクガフィンが、希薄な目的意識の中、追跡劇の虚無感を際立たせる。それは密生したススキの先に広がる雪原での、手負い二人のおぼつかない組み合いへと行き着く。
アタックと音色で事足りる、…
この映画、昨年の『夜空は~』で素晴らしい演技を見せてくれた石橋静河が出演しているので(日本映画専門チャンネルで)録画しておいたのだが、『君の鳥はうたえる』の三宅唱監督作品ということで観てみた。
第…
日本映画専門チャンネルにて鑑賞。
自然光を存分に活かした映像の美しさ。冬山を彷徨する登場人物たちの肉体言語も雄弁だ。
ただ、そうした立派な器に対して、盛られた中身である"ドラマ"があまりに希薄。…
最高。三宅唱の音響のヤバさを時代劇で食らうなど。あと石橋静河のナチュラルなぶっきらぼうさに感動する。他の演者も素晴らしく、特に声の響きがいい。きみ鳥でけちょんけちょんにされた足立智充もチェイサー役…
>>続きを読むお話は面白くないけど、丁寧なミニマムさが好き。
時代劇をそれたらしめるのは人の格好と小道具・大道具なのだから、どんどん現代音楽使ってほしいとずっと思っていたし、それを当たり前のようにやってのける映画…
1658本目。新しい試みの時代劇なのでしょうが、私には響きませんでした。やはり、映画は単純に面白くなくては、と思ってしまいます。題材は悪くはないと思いますが、一人が歩く場面が多くて、人間の感情が伝わ…
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