ネコを探しての作品情報・感想・評価

ネコを探して2009年製作の映画)

LA VOIE DU CHAT

製作国:

上映時間:89分

3.3

「ネコを探して」に投稿された感想・評価

パッケージ詐欺も甚だしい。笑

中身はネコと人間社会の話。アニメーションを使って話が進む珍しい形式で面白かった。ある意味でネコ好きには絶対に見てほしい映画です。
Woody

Woodyの感想・評価

-

・たいへん良質なドキュメンタリー
・パッケージが…。「ネコカワイイ♡」という層の方々が好きそうなデザインだけれど、その方たちが観たら「え…」となりそうな本編の世界観。
・個人的に好きな言葉「値段は付くけれど価値はない」
km

kmの感想・評価

4.0
本当は「密着!ネコの一週間」を観たけどfilmarksにないのでこのタイトルを借りる。

ネコにgpsとカメラをつけて調査する話。
監督が日本人と猫の絆に着目したから日本のシーンが多いのですが、内容は結構辛辣で批判的。「世界中のかわいい大人気ネコたち勢揃い!」なんてパケ詐欺も良いところ!(笑)

19世紀以降は自由と自立の象徴でもてはやされた猫。
しかし、猫は犬と比べて時代や宗教によって迫害されたり優遇されたりいろいろと大変だったらしいですね。
『猫が教えてくれたこと』はトルコの古都イスタンブールに限局し、猫と地元の人々との絆を描いた作品ですが、こちらはもっと猫の歴史や人間に対する啓発的な作品です。

可愛いパッケージとは裏腹に、開始早々日本の港町で水俣病を発症し健康被害に遭った猫達のお話だったり、その中毒状況を調べる為に捕まえられて実験で殺された猫のお話だったり、辛い内容が多かったです。
他にも、猫という自由の象徴が、いまや消費の対象であり、着たくもない服を着せられたり、”かわいい”ことが重要視される商品になってしまっていたりと、人間と関わってしまった事による猫の苦難にも着目されています。

もちろん、パッケージで紹介されている猫ちゃん達も出てきます。
まず初めに和歌山県紀の川市の和歌山電鐵貴志川線貴志駅で”駅長”を務めた、たま。
たまは人気のないローカル線に就任し、地域貢献をした猫として紹介されていました。
そこから鉄道繋がりで、駅などでネズミから食料を守った猫達のお話へ。時代の流れとともに、多くの猫は解雇されてしまいましたが、”鉄道員”のエリカは蒸気機関車と共に暮らしています。鉄道と猫とは切り離せない存在であり、鉄道の風景の一部として猫を残すためです。(本当はどうだか知りません。鉄道員さんたちが猫を飼いたかったからじゃないの?と個人的には思います(笑))

次に”カメラねこ”のミスター・リー。飼い主さんが開発したカメラを首輪につけ、日々暮らしています。私も家に設置するタイプのライブカメラを購入して、猫が避妊手術で安静にしていなければいけない時に外出先から様子を見たりしていました。元気になって部屋から解放してからは、ほとんどカメラに映らないので設置はしていませんが、人間がいない場所で猫がどんな事をしているのか気になるという心理はよくわかります。

次の猫は、”お泊りねこ”のジンジャー。猫と遊べてしかも泊まれるというなんとも豪華なキャット付きホテルで暮らす猫ちゃんです。
日本でも、猫付き旅館など増えていますよね。
個人的にはとっても行きたいのですが、猫カフェMOCHAの一件から、他の猫ちゃんがいる場所にはちょっと怖くて行けなくなりました。真面目に猫ちゃん達の健康管理をしているところばかりで、完全に風評被害だとは思うのですが、万が一の事を考えてしまって気軽に行けなくなりましたね。

最後に”おくりねこ”のオスカー。病院に暮らし入院患者の心のケアをする猫ちゃんです。病院では、体が弱ったり、認知機能が低下し他の人と交流しなくなってしまった患者さんたちもいます。しかしオスカーはそういった人々の心に寄り添って最後の最後まで付き添います。私も死ぬときは傍に猫がいて欲しい。

最後まで見て思ったのは、
この作品に「世界中のかわいい大人気ネコたち勢揃い!」なんて謳い文句をつけてしまうなんて、なんという皮肉だと思いました。
多分、内容を観てない人がつけたのか、真実のままだと売れないと思ったから可愛い猫ちゃん系映画に見せたかったのか知りませんが……この作品はそういう人間の安易な”かわいい”という価値観で物事を図る事に関して批判しているのに……。
ドキュメンタリー

岩合さんの世界ネコ歩き
的な癒しを求めてレンタル(*´꒳`*)

しましたが…
けっこう社会派なや〜つでした🤔

日本のシーンも多い

ネコというフィルター越しに世界を見ては?
な印象が強く残りました🐱
Canape

Canapeの感想・評価

3.0
記録 にゃんにゃん映画。アニメーションとドキュメンタリーを合わせて日本含む各国の猫にまつわるお話沢山。ほっこりだけじゃなくて、辛辣・警告もしっかり入れてくるフランスらしい映画。エンドロールも可愛い。
DELTA

DELTAの感想・評価

4.5
日本に対する辛辣な感想にグサグサきた。
日本てまだまだだな。
☆☆☆★★★

※ 鑑賞直後のメモから

良質ドキュメンタリー。
人とネコとの関わり合い方を通し、現在の日本で起こっているペットフードに対する消費社会の垂れ流し。人間側の自己満足に対して、やがて欧米諸国で起こりゆく可能性を示唆し、警告を発する。
それら批判的なところが面白い。

2010年8月22日 シアターイメージフォーラム/シアター2
京

京の感想・評価

-
フランスらしい作りのドキュメンタリー。
猫との関わりを通して、人を見る、そして社会を見る。物事の綺麗な側面しか見たくない人には向いていないのだろうけど、色々考えさせられる作品でした。猫好きな人には胸が締め付けられるような場面もありますが…。つくづく人間ってのは、自分勝手なところがあるよね…。

猫を悪魔の象徴として燃やしていたフランスが、ベル・エポック時代に猫を自由の象徴と称賛し始めたり、日本の猫ブームの中で可愛い!と猫を愛でたかと思えば、簡単に捨てる飼い主がいたり…。そんな人の身勝手さを描く一方で、時には仕事仲間となり、時には家族となり、人と絆を深め、寄り添う猫たちの姿も描かれていて…。英国鉄道と猫さんの話がすき。

見てる間、いろんなことを考えたんだけど、最後には前向きな意味でスタートに戻ってきた。歴史を振り返るのも大事だけど、これから先、を考えなくちゃいけない。シンプルに、猫も人も、幸せな形で共存していけたらいいよね。
フランス制作のネコを通しての社会派ドキュメンタリー映画。
邦DVDのパッケージに騙されてはいけない、ネコ派必見の作り。イヌ派は知らん。
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