任侠と実録の過渡期的傑作。
初期今村昌平的な泥臭いスラム描写がいちいちエグいし、ラストの乾いた砂利地でのペキンパーもかくやな超暴力は鋭く躍動してて素晴らしい。
夕陽の光がめちゃくちゃ詩的な印象なの…
オープニングの襲名式に期待が膨らみすぎたのか出落ち感が拭えない。
そもそも文さんの標準語がしっくりこないのとお人好しキャラが相まって全然組長に見えないのが残念...
いつも敵役の室田日出男が同じ組員…
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アガりまくる!傑作!サム・ペキンパーの世界!汚い策略で破滅に追い込まれて兄貴分の鶴田浩二まで殺られてしまう弱小組の組長、菅原文太が兄弟分の梅宮辰夫に無言でドスを渡し、敵陣地に殴り込みをかけるラストは…
>>続きを読む照明と美術がかなり凝っており、すごかったが、やや懲りすぎに感じ、深作映画にしては綺麗すぎると思った。撮影も良かったし、面白かったけど、車でやくざの人波に突っ込むようなアナーキズムを求めていただけに…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
2015/10/27
深作欣二の東映任侠映画
冒頭の襲名式のシーンからカッコ良いし、
最後に敵対する菅原文太と梅宮辰夫の復讐特攻はシビれた。
プロットに細かいツッコミどころはあるけど、
当時ほん…
深作監督の血染めのコンビナート
2012年6月4日 15時25分レビュー
1970年脚本内藤誠、脚本監督深作欣二。
はなばなしく若者を殺し合いさせた遺作「バトルロワイアル」
深作欣…
ヤクザ映画で"社会派"を描くなら、深作欣二の右に出る者はいないのではないだろうか。
昭和40年の横浜を舞台に、コンビナート建設の利権を巡った組同士・建設地にあたるスラムの住人たちによる、三つ巴の抗争…