人生にふいに訪れる、自然に肯定されるような瞬間。言葉にすると陳腐な感想しかでてこないけど心の薬みたいな映画。生きてるって素晴らしい。映画は映画館で観たいタイプですが、桜桃の味は天気のよい夜に野外で観…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
夕陽や月の光をあれだけ感動的に撮れるのは素晴らしい。ただ夕陽を見てるだけで泣けた。アメリカンビューティーのビニール袋が風に舞うシーンで泣けるのと同じくらいの破壊力があった。不思議な魔力を持ってる映画…
>>続きを読むアッバス・キアロスタミのパルムドール受賞作にして、最高傑作。
とある男がいる。彼は車を走らせ、立ち止まっては、そこにいる人達に大金と引換にある依頼をするが、なかなか引き受けてくれる人がいない。それ…
自殺の協力者を求め、一台の車に乗ってさまよう男バディが、若い兵士や学生、剥製師の老人と次々に出会う中で、生きる光を見つける物語。
砂埃が立ち込める黄土色の景色が延々と続き、取り留めもない会話が繰り…
車のシーンの男のまなざしはなんだなんだ?と思っていた。憂いがあるようなないような。見ていくにつけそのまなざしがアンゲロプロスよりももっと親密でパーソナルなもののような気がした。わたしが映画や他の芸術…
>>続きを読む(C)1997 Abbas Kiarostami