ビール・ストリートの恋人たちの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

ビール・ストリートの恋人たち2018年製作の映画)

If Beale Street Could Talk

上映日:2019年02月22日

製作国:

上映時間:119分

3.7

あらすじ

「ビール・ストリートの恋人たち」に投稿された感想・評価

かいせ

かいせの感想・評価

3.0
人間の違いは母親の違いだけという不動産屋の言葉には心打たれたけどそれ以外特に印象が無い
めっちゃ重たい冤罪事件を軸にしながらもパステルカラーの綿あめに包み込んで...
何が何だかよく分からなかったというのが正直な感想です😓

確か前作の「ムーンライト」は素材がてんこ盛り過ぎて単純バカな私には難解過ぎてよくわかんなかった😅

それに対して今回のストーリー構成は共感出来るところが皆無に等しく...🤔

そもそも稼ぎのない男と結婚するというスタート地点からもう既に受け入れ難く💦

お互いの父親同士が横流しでお金を作るって犯罪でしょ😱
貧困が原因と言いたいのだろうが...

そういう重たいテーマを掲げながら
「愛を貫くだけで尊いでしょう」
なんて虫が良すぎるでょう
実は別の映画と勘違いして鑑賞。これはこれで良い映画でした。
最近はこういった黒人差別を扱った作品が多いが、中でもこれは愛情に支えられる側面に救いがあった。ヒロインの家族もとても愛情深く、お金に困っている感じもあまりなくて、悲壮感は薄い。
不動産屋さんのセリフが印象的。人間の違いは母親だけ。
愛し合う人が好きで、その愛が広がってほしい、と。
人間欲を出せばきりがないが、今ある幸せを大切にしなくちゃと思わせてくれた。
しゅん

しゅんの感想・評価

3.8
『ムーンライト』を淡々と観ていた身としてはあまり期待してなかったのだけど(故に観るのが遅くなったのだけど)、とても、とてもよかった。
背景と服に同型色を配置したり、冒頭シーンの反復をさりげない場所に入れたりといった丁寧な工夫と、地下鉄の夢の急なカメラの移動や、母ちゃんがカツラをつけてからはめるまでの長い正面のショットといった少し奇をてらうシーン構成のバランスが良いのだろうか。Nicholas Britellのペンによる押しつけがまさのない柔らかく淡い管弦楽曲は、映画内のハードな日々と見事に対照を成している。ダニエルの瞳の昏さは数多の人間の絶望を物語るのに、僕はこの映画を観たことに何故が希望を感じた。キキ・レインのAラインのコート姿やチェックの襟の立ったワンピース姿が美しかっただけなのかもしれない。いや、ほんとなんでこんなに良いと思ったのか自分でもよくわからないんだ。とにかく好きだと思った。自分の好きな人のことを考えたりした。観てよかった。
率直に言って。
とても眠くなるような、良い映画だった。
睡眠不足で鑑賞した自分が悪い。
しかし、ちゃんと目が冴えて、涙が溢れてしまうシーンもたくさんある。

しかも、良い映画あるあるで「え?私、どうしてこのシーンで泣いてるの?」のオンパレード。
冒頭の家族集合の一悶着すら、ワンシーンだけで各人の考え方や背景などをしっかり情報量叩き込んでくる手腕が見事で、ひとつひとつのシーンの積み重ねで、大きなドラマの展開がなくても、ましてや大仰な演技や説明台詞がなくても、落ち着きまくった、そしてどのカットも静かでありえないほど美しい画面に映る人物たちの心情だけで涙が止まらない。

そして、そんな出来すぎた劇的な展開など、この映画の世界では起こるわけでもなく、淡々と、現実は進行して時間は流れていく。
「ムーンライト」でも同様に描かれた、必ずしも良い方向には進展しない現実に対しても、ずっと人間の心の奥底から流れている「愛」だったり「尊厳」だったりするものは、誰からも何からも奪われない。

それを音と、映像の力のみで語るわけだから、良い映画に違いない。
モリのいる場所、ファーストマン、ダンケルク、無表情による表現の時代が極まりつつある
「人間の違いは母親の違いだけ」
もう全ての映画の中でもトップクラスの名言でしょう
あの当時そういうことを言える人は真の愛に生きた人間だと思う 一緒に家具を運んだシーンがすごく素敵だった

黒人にも当然のように愛はあって、当たり前のことだけど、そしてその当たり前と同じように人権もあるわけで、それくらいのことなのになんで分からなかったのだろうと 胸が痛かった そしてその悔しさとかは黒人の人が1番感じてたはずで 色で差別されちゃもうどうしようもすることもできない。変えられない現実で差別されるのはどれだけ辛かっただろう

黒人全体というよりは、ある街で起きた、ほんとに日常の一部という感じで、生活そのものなのだろうな、と感じた。それが良かったんだけど。だから、黒人差別問題であることは確かなんだけど、ファニーをハメた警察官の(人間としての)問題とも見ることができた ティッシュを襲った人を殴ったのがたまたまティッシュの恋人であるファニーだった訳で、それで目をつけられただけであって、確かに黒人だからなんだけど、その後の事件でなんとなく覚えていた黒人(ファニー)を犯人に仕立てたのは、やっぱりそういう時代だからもあるけれど、警察官の問題もあるんじゃないかと
差別問題を大前提として、そこでたまたま犠牲になってしまったある男性の物語、という印象も受けた。でもああいうのが集まって大きくなったものが、いわゆる黒人差別なのだろうな。

でもそういう差別の苦しさの中にもやっぱり2人の愛が際立っていて、辛い映画なはずなのに苦しすぎないのは、2人の愛を描いていたからなのだろうな
(途中で寝ちゃったんだけど、次にちょっとだけ見たあたしはあなたのネグロではないの、暴動のすごさとかリアルさに比べたら純粋な愛の映画だなと思った)
ファニーの純粋さが眩しくて.....素直なのに同い年とは思えない大人っぽさもあって、魅力的だった ファッションもすごい素敵

夕食の終わった場で、レコードで音楽流してみんなで歌いましょうっていうのが黒人文化という感じで、すごく素敵だったなあ
素敵しか言ってないなあ
じょい

じょいの感想・評価

3.5
恋が落ちるものだとして、愛は何なのかというありがちな問いに対する答えがずっと分からない私にとって、この監督の映画は1つのヒントであります。

ムーンライトでは許すことが愛だと知って、この作品では守ることが愛だと知れたような気がします。
さち

さちの感想・評価

4.3
ストーリーよりも全編音楽が最高にセンス良すぎか!!!!!という衝撃でこの点です。
まだ10代の瑞々しい目を通して見る、愛する人とそれを取り巻く世界は、詩的な感じが漂い、映画というより何か他の美しい映像を見ているような気がしてきます。
その反面、理不尽な世の中が最後まで変わることなく、淡々と続いていく。
大きな愛と希望を持って生きる若者たちが、現実に抗えず諦めるしかないことに、悔しくてやりきれませんでした。
人種差別について、常日頃から考えることはありませんでしたが、現実にもこんな酷い状況に置かれた人が沢山いるのだと思うと、他人事でいてはいけないと思いました。