観ているだけで、映画が好きでよかったと泣きたくなる。
苛烈な差別に引き裂かれても愛し合う二人の話なのに、おとぎ話のように美しいのはどうしたことだろう。
バリー・ジェンキンスの美意識は言うまでもなく…
『私はあなたのニグロではない』に続き、ジェイムズ・ボールドウィン作品の映画化、しかも監督は『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスなのだから、これは期待するしかない。もちろん、期待に違わぬ出来栄えだっ…
>>続きを読むジェイムズ・ボールドウィンの人種差別問題が背景となる冤罪事件を描いている小説が原作。
1970年代のNYC、ティッシュは19歳、ファニーは22歳。幼い頃から共に育ち、自分の一部の様にお互いがなくて…
自分と違うことに対する恐怖から相手を拒絶し、傷つけ、陥れる。
人種、性別、格差など色んな差別が社会には蔓延している悲しさを感じた。
映像はとても綺麗。
回想シーンがところどころ挟まれるため、メイン…
ムーンライトでは、人種差別によって形成された黒人社会の実態を描いていた=黒人しか出てこなかったのに対し、本作では白人による人種差別を直接的に描いているので、同じバリー・ジェンキンス監督作でもかなりわ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
どのシーンも映し方が素敵で、ムーンライトの製作陣の作り方はやはり好きだなぁと思った。新居を探すことも、愛する人と暮らすことも、嘘を暴くことさえもできない黒人差別の酷さを感じた。ファニーの人柄の温かさ…
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